...別けて知恵優れし神なりき...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...園芸と工業とを種々の部分に別けて...
石川三四郎 「社会的分業論」
...又は赤い涎掛をして居るのは別けて可愛らしいものであり...
石田孫太郎 「猫と色の嗜好」
...別けても母は俄に氣づいた如く手古奈の心を引立てようと...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...岩が根も押別けて通らむ勢であるが...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...山野によりて持ち別けて生みたまふ神の名は...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...一〇 天から御座を離れ雲をおし分け威勢よく道を別けて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...あなたと家を別けて...
田中貢太郎 「黄英」
...どうか夫人(おくさま)が」どうか夫人(おくさま)がとは夫人(おくさま)が引き別けてやってくれと云うのであった...
田中貢太郎 「春心」
...」「そう云う御馳走は別けてもそれが入用じゃからね...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...別けても小さい者達は眼の上までサルビヤや葱に漬かっていた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...別けても結構で嬉しいことには...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...別けても哲学は理論的であるべきであって実践的であってはならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...風刺文学と非風刺文学とを別けて...
戸坂潤 「思想としての文学」
...別けて骨と生肉を好み食う...
南方熊楠 「十二支考」
...犢(こうし)の頭を一つ買いますと切り別けて脳味噌と舌と顔の厚皮の美味い肉が取れますから大層徳用です...
村井弦斎 「食道楽」
...暇のある度にする事とを別けている...
森鴎外 「あそび」
...頭の毛がテリヤみたいに銀色に光っている奴をマン中から房々(ふさふさ)と二つに別けている...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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