...リボーは名前から判ずると...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...服装から判ずると海軍の兵隊である...
梅崎春生 「日の果て」
...然るに人類は是非を判ずるの理性を有し...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...そればかりか彼の洩らした二三の言葉によって判ずると...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...機の先後を判ずるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この二つのものもまた普通の対照と同じく同類連想の部に属すべきものと判ずるにしたところで...
夏目漱石 「思い出す事など」
...読み手の心持で判ずるよりほかに手のつけようのない場合がいくらでもあります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...鮑(あわび)ッ貝か何かなら恋と判ずるが――」「冗談でしょう」「菱餅じゃ古歌にもないとよ」「ほんとうに何とか判じて下さいな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新聞記者の漫談から時局の動向を判ずるような...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...常識と修養と共に一場の試驗を以て其優劣を判ずること難きに拘はらず...
原勝郎 「貢院の春」
...「も」の字は元来理屈的の言葉にて俳句などにては「も」の字の有無をもって月並(つきなみ)的俗句なるか否かを判ずることさえあるくらいに候えども...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...ただその言ひおほせたるを喜んでかへつてその句の雅俗優劣を判ずる能はざることあり...
正岡子規 「俳諧大要」
...この一冊の画を見ても慥(たしか)に判ずることが出来る...
正岡子規 「病牀六尺」
...蝉が鳴く聲を聽いて蝉は何と云うて鳴いて居るかと云ふことの意味を判ずる...
松本文三郎 「印度の聖人」
...なかなか年齢を判ずることができない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...あごをなでる丹念な手つきなどから判ずると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...たやすくその童身か否かを判ずる力ぐらいは持つものとも知った...
南方熊楠 「十二支考」
...右翼か左翼かどちらかだと判ずる観念が...
横光利一 「欧洲紀行」
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