...君の兄上の初生児も取られていた...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...初生児から老年まで次第に移りゆく人間の年齢を...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...その上で人間ならば産婆のすべき初生児の操作法を行なおうとするのである...
寺田寅彦 「子猫」
...初生児は無理に牛乳に養わるゝと言う...
福沢諭吉 「新女大学」
...又初生児(しょせいじ)の行末(ゆくすえ)を謀(はか)り...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...微(かす)かに声するを何事ぞと耳を欹(そばだ)てると蚋(ぶゆ)が草間を飛び廻って「かの青橿鳥は何を苦にするぞ」と問うに「彼の初生児を鷹に捉られた」と草が対(こた)う...
南方熊楠 「十二支考」
...地方に初生児を窒息させて殺す陋習(ろうしゅう)があったために...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その花の蔭の黒いジメジメした土の上に初生児(あかんぼ)の頭ぐらいの白い丸いものが見えます...
夢野久作 「卵」
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