...此の文の初めに述べて置いた通り...
丘浅次郎 「固形の論理」
...技術について最も間違いを少なくするには初めに之を物質的生産技術に限定して考えることが必要である...
戸坂潤 「技術と科学との概念」
...平安朝の初めに火災に遭ひまして...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...戰國の初めになるのでありますから...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...法然はその使に向ってそれを開いて見ると、上巻の初めに、「法華に即住安楽(そくじゅうあんらく)の文がある...
中里介山 「法然行伝」
...初めに強く言ひ切つて仕舞ふと尻がどうしてもふら/\して仕舞ふのである...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...初めにはそれ等を含んだ完全肥料を充分に施す必要がある...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...今度の大戦の初めに...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...霰が秋の末から冬の初めによく降るのは...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...初めにお断りしておくが...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...而も初めには誰も氣附かなかつたらしいが...
南部修太郎 「猫又先生」
...――初めに釧路に落ちついた...
林芙美子 「帯広まで」
...その他能楽の始めに翁(おきな)を演ずるに倣(なら)ひて芝居にても幕初めに三番叟(さんばそう)を演ずるが如き...
正岡子規 「病牀六尺」
...初めに幕府で設けた海軍の講習所などでそうやったので...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...「それよりも初めに断わったとおり...
山本周五郎 「さぶ」
...来春の学校休暇を手初めに旅行...
夢野久作 「暗黒公使」
...一番初めに洩らす言葉が...
吉川英治 「折々の記」
...金丸殿の門をくぐったのを手初めに...
吉川英治 「私本太平記」
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