...生れて初めての田舎住まひであつた...
岩本素白 「野の墓」
...人形芝居が初めての氏は...
薄田泣菫 「茶話」
...生まれて初めての大作のことで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ことし初めての数の子を食べた...
種田山頭火 「其中日記」
...初めての内科は要領の悪い私には苦手である...
外村繁 「日を愛しむ」
...初めての月給だし私にとっては大金なんだから...
直木三十五 「死までを語る」
...今朝の夜明けに初めての空襲があって...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...生れて初めての絹夜具に包まれて寝(やす)みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...初めての郵便車が停車場へ向いて行くのに出逢って...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...というよりも彼には初めての...
山本周五郎 「竹柏記」
...初めての夜、光辰はおたきに云った...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...やはりこのような息苦しさは生れて初めてのことだと思った...
横光利一 「旅愁」
...私は船に入(い)り候(さふら)うて後(のち)初めての洋装を致して下へ参り候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...このような大規模の軍隊が国外へ立つことは成都初めてのことなので...
吉川英治 「三国志」
...――左翼の先鋒(せんぽう)へつたえろ」初めての命令だ...
吉川英治 「私本太平記」
...実に初めての帰国だったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分が生れてから初めての幸福は...
吉川英治 「柳生月影抄」
...初めてのときには両界曼陀羅(りょうかいまんだら)や醍醐(だいご)の五大尊などと比べて見たが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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