...もちろん横浜は私にとって初めての土地である...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...このゴールデン・バットが出来て初めてのことなのよ」そういって君江は...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...これは彼女の生れて初めての休暇の旅行だつた...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...肖像で報酬をもらったのはこれが生れて初めての事なのでよく憶えている...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...初めての人にはこのほうが這入りやすい...
谷譲次 「踊る地平線」
...嫁いで来て初めてのことである...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...初めてのことだから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...まんざら初めての場所(ところ)でもなささうだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...この地は初めての来訪...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...これが初めてのヤバい仕事だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...初めてのことである...
山本周五郎 「いさましい話」
...ここへ幽閉されてから初めての魚といってもよい...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...「あんたはあたしにとって初めての人よ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...隼人は猟小屋へは初めての筈だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...初めての洋風温室滅法高かった草花の種子朝顔や秋草に交って西洋草花がぽつぽつ売りだされたのは明治二十年頃...
山本笑月 「明治世相百話」
...呉家の名跡(みょうせき)を嗣(つ)がるる御主人夫婦が初めての御墓参の時に人を払って御覧に入れる事に相成っております...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...畳の上に帰つた初めての夜(よ)の苦痛もあつたからであらう...
與謝野晶子 「帰つてから」
...初めての女の子である...
吉川英治 「私本太平記」
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