...一八二〇年にエールステッドが電流の作用によりて磁針が動くのを発見したのが初まりで...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...初まりの思いつき...
岩野泡鳴 「猫八」
...誰いい出すとなく評定(ひょうじょう)が初まりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...御贔屓(ごひいき)になる縁の初まりで...
辰野九紫 「青バスの女」
...これが恋愛の初まりなのではないか知らん...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それが初まりだった...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...先ず意識の混濁と分裂が初まり...
豊島与志雄 「慾」
...この話の初まりは三十年も前のことですから...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それがそもそも事の初まりだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ゴム輪は余輩の見聞にして誤らずんば明治四十年頃銀座辺の宿車より初まり一二年にして市外近郊の辻車まで皆これにならえり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...庭仕事の相間(あいま)に初まり...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...たかだかと太鼓鳴り出づ鞍馬山八島にことの初まりぬらん同じ時鞍馬山に遊んだ作の一つ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...昔の芝居は朝から初まり幕合が長かつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...機縁とは何であるか? 何処が初まりで...
松永延造 「職工と微笑」
...事の初まりは、私が彼の落した財布を送り達(とど)けてやったと云う些末な点に過ぎない...
松永延造 「職工と微笑」
...その中(うち)に船の中で演芸会が初まりました...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...啼くように呼んだのが初まりとなって...
吉川英治 「江戸三国志」
...かれの今日ある初まりだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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