...初まりは來いとゆたとて行かりよかのんしと言つて居りました...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...御贔屓(ごひいき)になる縁の初まりで...
辰野九紫 「青バスの女」
...ここは建て初まり当初には...
徳田秋声 「縮図」
...それが初まりだった...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...先ず意識の混濁と分裂が初まり...
豊島与志雄 「慾」
...対話の初まりはまったくだしぬけであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それがそもそも事の初まりだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まず困窮な下層市民から初まり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一八一四年ごろから初まり右党の手腕家ヴィレル氏が頭をもたげた一八二〇年ごろに終わったこの小期間に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ゴム輪は余輩の見聞にして誤らずんば明治四十年頃銀座辺の宿車より初まり一二年にして市外近郊の辻車まで皆これにならえり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...ひよろ/\つと這入つたのが初まりで...
中原中也 「その一週間」
...「シ」だけがshで初まります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...何か初まりさうなけはひが感ぜられた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...及びこの国の初まり以来皇帝自身が常にそれに対し払い来った崇敬の念である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...チョットこの事を不審を打ちますと皆の者は「おおかた演説の初まりが遅うなったとじゃろう」なんぞと申しまして格別気にかけませなんだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そのときから人間不幸の初まりですよ...
横光利一 「旅愁」
...「そもそも本朝(ほんちょう)こまつぶりの初まりは...
吉川英治 「江戸三国志」
...かれの今日ある初まりだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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