...『あなたが最初いらして下すった時...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...かならず最初いまだ立派でなかった時代があり...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...その美しく勇敢な全裸の御子(みこ)に初い初いしく寄り添い...
太宰治 「俗天使」
...昨夜は病人の容態が最初いくらか良さそうに見え...
谷崎潤一郎 「細雪」
...最初いかにもよく察知して長い間正当な本能を持ち続けていたという高慢の念に消されてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...醜い老人やまたは最初いやだと思った男を相手にして...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...これをお雪ちゃんが最初いった言葉尻と比べてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初いっこうその当こすりが通じなかったが...
夏目漱石 「行人」
...最初いっしょに来た西洋人はその後(ご)まるで姿を見せなかった...
夏目漱石 「こころ」
...見ず知らずの最初いだき入れて介抱の心切は...
一葉 「暗夜」
...猩々は最初いたづらをする積りであつたのに...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...彼が最初いやなものに化けた時に...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...最初いろいろとお骨を折ってくださいましたあなたの御恩が思われます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...酔いがまわったのか耳根をぽっと染めているおきえさんは初いういしくみえた...
矢田津世子 「父」
...しかも最初いかなる事情から...
柳田国男 「山の人生」
...初(う)い初いしく...
山本周五郎 「風流太平記」
...最初いったロシェの人間愚かなるものじゃありませんけれど...
吉川英治 「親鸞聖人について」
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