...赤子のほかに見出されないような初々(ういうい)しさを染めだす...
有島武郎 「星座」
...あるいは初々しい花に...
泉鏡花 「絵本の春」
...そんな初々(ういうい)しいことで...
岩野泡鳴 「耽溺」
...十五お作は婚礼当時と変らぬ初々(ういうい)しさと...
徳田秋声 「新世帯」
...初々(ういうい)しさが溢れていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...涙を誘ふ初々(うひうひ)しさと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し初々(ういうい)しく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ二十歳そこ/\の、こればかりは美しいきりやうで、身だしなみもよく、態度も初々しく、妙に色つぽさを持つた取廻しです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ初々しい感じですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...初々しく顔を赤めてお茶を召し上れか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...初々(ういうい)しい男に出してやる方がまだましである...
林芙美子 「晩菊」
...さうした男の初々しさに惹かれてゐたし...
林芙美子 「晩菊」
...初々しい妻のことだの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この作者の全心から流れ出す初々しい生の感覚と愛の諧調で全篇がつらぬかれている...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...眉の初々しい若者だ...
矢田津世子 「凍雲」
...水の垂れるような美しさ初々しさ...
山本笑月 「明治世相百話」
...初々(ういうい)しい仔馬(こうま)は槲(かしわ)の木蔭(こかげ)に身を寄せる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...最初はただ初々(ういうい)しい無邪気な田舎娘として描かれ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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