...初々(ういうい)しい乙女たちがくすくす笑っているのが見える...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...小父者(おじご)と捻平に背向(そがい)になった初々しさ...
泉鏡花 「歌行燈」
...初々(ういうい)しいやさしい微笑をもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...髭(ひげ)も髪(かみ)同様に細(ほそ)く且つ初々(うい/\)しく...
夏目漱石 「それから」
...白粉つ氣のない初々しさも充分に美しいのですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...初々しさはいつまでもこぼれて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...初々(うひ/\)しくもかしこまつてゐるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...初々(ういうい)しくもかしこまっているのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...初々しさを失はないお靜は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...初々(ういうい)しくも見えることのある地方の人の粘(ね)ばりづよい意地でなく...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...初々しき大嶋田結ひ綿のやうに絞りばなしふさふさとかけて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...初々しく額をあからめた...
牧野信一 「小川の流れ」
...初々(ういうい)しく身に着けている...
正岡容 「小説 圓朝」
...重吉とサヨが結婚して間もなかったころの初々しい朝の目覚めの中へ...
「朝の風」
...このよろこびの中には何とも云えず新鮮で初々しいものがある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の方を!)それどころか悧溌そうなふっくりと初々しい可愛いはっきりした娘さんです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...はじめに見た武家の御息子(ごそくし)様のような初々(ういうい)しい丁寧な言葉づかいも...
室生犀星 「姫たちばな」
...玄関の障子を静に開けて丸髷の初々した二十二三の美人が...
山下利三郎 「誘拐者」
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