...そこへ島田に結った初々しい魂が...
泉鏡花 「怨霊借用」
...怯(おび)え切った眼の初々(ういうい)しさも十九(やく)より上ではないでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...初々(うひ/\)しくもかしこまつてゐるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...初々(ういうい)しくも見事な島田髷(しまだまげ)ではありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二十歳というにしては初々(ういうい)しくて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ初々しい感じですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十九になつたばかりの初々しさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」上野の桜、まだ初々たり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...初々(ういうい)しい男に出してやる方がまだましである...
林芙美子 「晩菊」
...そうした男の初々しさに惹(ひ)かれていたし...
林芙美子 「晩菊」
...自分に血道をあげて来た男の初々しさをきんは幾度も経験してゐた...
林芙美子 「晩菊」
...これは何という初々(ういうい)しい声であろう...
原民喜 「廃墟から」
...初々(ういうい)しく身に着けている...
正岡容 「小説 圓朝」
...心がそれに向つて激しい鼓動をして――さぞ黎明の初々しい勇ましさが有つた事であらう――ゐる時に...
水野葉舟 「言文一致」
...日本の初々しい民主の精神は苦しんでいる...
宮本百合子 「現代の主題」
...やつれたとはいうもののまだ初々しくフックラとしているだけに...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...あの初々しかつた女が恁うもかはるものかと...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...面(めん)まだ葉ざくらは初々(ういうい)しい...
吉川英治 「私本太平記」
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