例文・使い方一覧でみる「切通し」の意味


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...鴎(かもめ)がちらちらと白く飛んで、浜の二階家のまわり縁を、行(ゆ)きかいする女も見え、簾(すだれ)を上げる団扇(うちわ)も見え、坂道の切通しを、俥(くるま)が並んで飛ぶのさえ、手に取るように見えたもの...   鴎がちらちらと白く飛んで、浜の二階家のまわり縁を、行きかいする女も見え、簾を上げる団扇も見え、坂道の切通しを、俥が並んで飛ぶのさえ、手に取るように見えたものの読み方
泉鏡花 「悪獣篇」

...切通しといえばすぐ近所に岩崎があり...   切通しといえばすぐ近所に岩崎がありの読み方
相馬愛蔵 「私の小売商道」

...それから切通しの坂の上で別れた...   それから切通しの坂の上で別れたの読み方
高濱虚子 「俳諧師」

...或る切通し線へ入ったと思うと...   或る切通し線へ入ったと思うとの読み方
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」

...或る切通しの崖の上に建てた立派な家の庇が無殘に暴風に毀されて其儘になつて居るのが目についた...   或る切通しの崖の上に建てた立派な家の庇が無殘に暴風に毀されて其儘になつて居るのが目についたの読み方
寺田寅彦 「寫生紀行」

...しかし或は家の方が先に建つて居たので切通しの方が後に出來たかも知れない...   しかし或は家の方が先に建つて居たので切通しの方が後に出來たかも知れないの読み方
寺田寅彦 「寫生紀行」

...それから戻つて切通しの坂へかゝつた...   それから戻つて切通しの坂へかゝつたの読み方
長塚節 「開業醫」

...目あての切通しは通行不能ということになった...   目あての切通しは通行不能ということになったの読み方
久生十蘭 「新西遊記」

...暗い湯島の切通しから...   暗い湯島の切通しからの読み方
正岡容 「圓朝花火」

...二六その夜更け――湯島切通しの...   二六その夜更け――湯島切通しのの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...切通しのだらだら坂を...   切通しのだらだら坂をの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...九つの私は父につれられて本郷の切通しだったか坂の中途にある薄暗いその楽器屋へピアノを見に行った...   九つの私は父につれられて本郷の切通しだったか坂の中途にある薄暗いその楽器屋へピアノを見に行ったの読み方
宮本百合子 「親子一体の教育法」

...本郷切通しの右側にあった高野とか云う楽器店で...   本郷切通しの右側にあった高野とか云う楽器店での読み方
宮本百合子 「きのうときょう」

...此処の切通しではこれまで何人飛込みがあつたか知れないんだからねえ...   此処の切通しではこれまで何人飛込みがあつたか知れないんだからねえの読み方
三好十郎 「地熱」

...切通しの家は店造(みせづくり)で...   切通しの家は店造での読み方
森鴎外 「渋江抽斎」

...東海道の諸国にてウタウ坂・謡坂などいうはすべてかくのごとき小さき切通しのことならん...   東海道の諸国にてウタウ坂・謡坂などいうはすべてかくのごとき小さき切通しのことならんの読み方
柳田国男 「遠野物語」

...実は、わっしは疾(と)くから、あの四ツ目屋を張込んでいたので、おとといの晩、切通しでの事、また、お屋敷から洞白の面箱が消えうせた事も、のこらず釘勘の閻魔帳(えんまちょう)にのっておりますんで……」「あっ、あの騒動を存じておるのか」「そこで今日、洞白が売りに出るかも分りませんから、旦那に知らせて上げるんです」「売りに出ると申すのは、あの面箱がか?」「そうで」「人手に渡っては一大事、あの洞白の鬼女面は、文昭院様から大殿が拝領した品、毎年柳営(りゅうえい)のお能(のう)には、ぜひ持って参らなければ将軍家へ申しわけの立たないことになる」「ですが……」と釘勘は薄く笑って、「面も大事な品でしょうが、それよりもなお欲しいのは、面の下になっている反古(ほご)の方じゃございませんか」「そこまで存じているなら何も隠さぬ...   実は、わっしは疾くから、あの四ツ目屋を張込んでいたので、おとといの晩、切通しでの事、また、お屋敷から洞白の面箱が消えうせた事も、のこらず釘勘の閻魔帳にのっておりますんで……」「あっ、あの騒動を存じておるのか」「そこで今日、洞白が売りに出るかも分りませんから、旦那に知らせて上げるんです」「売りに出ると申すのは、あの面箱がか?」「そうで」「人手に渡っては一大事、あの洞白の鬼女面は、文昭院様から大殿が拝領した品、毎年柳営のお能には、ぜひ持って参らなければ将軍家へ申しわけの立たないことになる」「ですが……」と釘勘は薄く笑って、「面も大事な品でしょうが、それよりもなお欲しいのは、面の下になっている反古の方じゃございませんか」「そこまで存じているなら何も隠さぬの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...切通しの森を透(す)いて...   切通しの森を透いての読み方
吉川英治 「大岡越前」

「切通し」の読みかた

「切通し」の書き方・書き順

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