...彼は切通しの崖にくっつき...
梅崎春生 「幻化」
...しかし或は家の方が先に建つて居たので切通しの方が後に出來たかも知れない...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...そして何人かが切通しの縁に立っていない限りは列車の姿の眼に留まるはずがないからだと...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...それから戻つて切通しの坂へかゝつた...
長塚節 「開業醫」
...増上寺切通しの上屋敷は...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...何だ、切通しの猿飴か...
林不忘 「あの顔」
...稲村ヶ崎の切通しの下までつづく長い渚には...
久生十蘭 「あなたも私も」
...切通しの途中に立ちどまって...
久生十蘭 「キャラコさん」
...目あての切通しは通行不能ということになった...
久生十蘭 「新西遊記」
...さればこそ、闇太郎、雪之丞のために、軽業お初を、しばしの間この世から隔離(かくり)する必要が生じたので、この坊主を思い出し、湯島切通しから、かごごと盗んで、深夜かつぎこませたわけであった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...上手が斜めに切通しになつてゐて...
三好十郎 「地熱」
...切通しの家へ来いといった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...切通しの家は店造(みせづくり)で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...切通しかもしれない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...切通しで、万太郎と金吾の為に、折角(せっかく)な場合を邪(さまた)げられて姿を消したが、かれは、それで諦(あきら)めて帰るような人間ではない...
吉川英治 「江戸三国志」
...ここへ何しに来たのかというと切通しでブマをした腹いせに...
吉川英治 「江戸三国志」
...実は、わっしは疾(と)くから、あの四ツ目屋を張込んでいたので、おとといの晩、切通しでの事、また、お屋敷から洞白の面箱が消えうせた事も、のこらず釘勘の閻魔帳(えんまちょう)にのっておりますんで……」「あっ、あの騒動を存じておるのか」「そこで今日、洞白が売りに出るかも分りませんから、旦那に知らせて上げるんです」「売りに出ると申すのは、あの面箱がか?」「そうで」「人手に渡っては一大事、あの洞白の鬼女面は、文昭院様から大殿が拝領した品、毎年柳営(りゅうえい)のお能(のう)には、ぜひ持って参らなければ将軍家へ申しわけの立たないことになる」「ですが……」と釘勘は薄く笑って、「面も大事な品でしょうが、それよりもなお欲しいのは、面の下になっている反古(ほご)の方じゃございませんか」「そこまで存じているなら何も隠さぬ...
吉川英治 「江戸三国志」
...切通しの方へ真っすぐに駆け出した」先の足どりが早いとみえ...
吉川英治 「江戸三国志」
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