...波越警部達が空(むな)しき捜索を切上げて引返して来た時...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...これにて切上げて...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...あの練吉が終ひにはいゝ加減で切上げるやうになつて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...これで切上げ……と決心のような事をするのも...
中里介山 「大菩薩峠」
...早く切上げて来れば何の事はなかったのに……」それから...
中里介山 「大菩薩峠」
...物は切上げ時がかんじんだぜ...
中里介山 「大菩薩峠」
...九「これで切上げだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...え?」平次は最後の問ひ――答へのない問ひを投げかけて切上げる外はなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は其處を宜い加減に切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...裏の荒物屋と駄菓子屋へ行つて見るが」平次は其邊を切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一軒試し度いところがある」妙月庵をいい加減にして切上げた平次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宜い加減のところで切上げ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...變な人達ですね」下女のお徳との話を切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さっさと切上げてビクターへ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...四時頃撮影を切上げ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...祝いは一日や二日で切上げることが出来ず...
柳田国男 「年中行事覚書」
...おれもそろそろ近習部屋へ帰って寝るとするから』『いつになく切上げがよいではないか』『ちと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...探検を切上げて帰ることにしたのであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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