...自由な独り旅をいい加減に切上げて...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...此處はいゝ加減に切上げて丘の上の畑の中を歩いた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...いだの獲物一貫五百匁あまりになるので切上げて歸り...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...というように急いで簡単に切上げさして...
豊島与志雄 「好意」
...この踊りもいいかげんで切上げることを忘れはしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...まもなく二人は切上げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここでしばらく遊んで行きな」切上げようとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...九「これで切上げだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...え?」平次は最後の問ひ――答へのない問ひを投げかけて切上げる外はなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は器用に切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は其處を宜い加減に切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其処を切上げた平次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次はいい加減に切上げて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...變な人達ですね」下女のお徳との話を切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早く話を切上げてそこヘ出かけなければならない...
平出修 「瘢痕」
...早々にその座を切上げて不体裁(ぶていさい)の跡を収め...
福沢諭吉 「旧藩情」
...玉江嬢が稽古に来りし時も料理の教授に実が入らで平生(へいぜい)よりも早く切上げ...
村井弦斎 「食道楽」
...かれはそのはなしをぴたりと切上げ...
山本周五郎 「日本婦道記」
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