...ちょうどその頃までに旦那様はお仕事をお切上げになります...
海野十三 「地獄の使者」
...波越警部達が空(むな)しき捜索を切上げて引返して来た時...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...一局だけにて切上げて...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...書店の主人は今まで興じていた世間話を急に切上げにかかった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...いだの獲物一貫五百匁あまりになるので切上げて歸り...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...というように急いで簡単に切上げさして...
豊島与志雄 「好意」
...いいかげんのところで切上げる用心も忘れないでいると...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが切上げの潮時をもよく知っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は伯父が早くこの話を切上げてくれるように...
中島敦 「斗南先生」
...古今道徳の区別はこれで切上げておいて話は突然文芸の方へ移ります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...其處を宜い加減に切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宜い加減にして切上げる外はありませんでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次はいい加減に切上げて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四時頃撮影を切上げ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...祝いは一日や二日で切上げることが出来ず...
柳田国男 「年中行事覚書」
...さっさと自分から対談を切上げて...
吉川英治 「上杉謙信」
...なるべく早く話を切上げて来るから...
吉川英治 「江戸三国志」
...おれもそろそろ近習部屋へ帰って寝るとするから』『いつになく切上げがよいではないか』『ちと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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