...君たちの希望がとげられるように努力するつもりだ」僕は早く交渉を切上げてしまいたいと思ったので...
海野十三 「海底都市」
...よい加減に切上げて寢に就く...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...自由な独り旅をいい加減に切上げて...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...あの練吉が終ひにはいゝ加減で切上げるやうになつて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...いい加減に切上げさせなければ……とそんな気持に島村は迫られる...
豊島与志雄 「女客一週間」
...太田筑前守は程よくこの会議を切上げる挨拶を述べ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この踊りもいいかげんで切上げることを忘れはしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...早く切上げて来れば何の事はなかったのに……」それから...
中里介山 「大菩薩峠」
...物は切上げ時がかんじんだぜ...
中里介山 「大菩薩峠」
...神尾は覚王院礼讃はいいかげんに切上げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...八翌日(あくるひ)岡田は会社を午(ひる)で切上げて帰って来た...
夏目漱石 「行人」
...この邊で江戸も切上げだらうな」「こんな仕事の深入りはよくねえよ」曲者二人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は此遍で切上げると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は器用に切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...裏の荒物屋と駄菓子屋へ行つて見るが」平次は其邊を切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...加入者の年齡が幾分か高く切上げられる嫌ひがあつた...
柳田國男 「兒童語彙解説」
...おれもそろそろ近習部屋へ帰って寝るとするから』『いつになく切上げがよいではないか』『ちと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その旅行を一カ月ほどで切上げ...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索