...よい加減に切上げて寢に就く...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...此處はいゝ加減に切上げて丘の上の畑の中を歩いた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...思ひ出はこれで切上げます...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...物は切上げ時がかんじんだぜ...
中里介山 「大菩薩峠」
...古今道徳の区別はこれで切上げておいて話は突然文芸の方へ移ります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...九「これで切上げだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺は番頭に絡(から)むのを切上げたんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんなことで切上げて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...え?」平次は最後の問ひ――答へのない問ひを投げかけて切上げる外はなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...裏の荒物屋と駄菓子屋へ行つて見るが」平次は其邊を切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな事で切上げて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お客樣のやうですね」八五郎は無駄話を切上げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早々にその座を切上げて不体裁(ぶていさい)の跡を収め...
福沢諭吉 「旧藩情」
...四時頃撮影を切上げ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...早く切上げてしまおうではありませんか...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...加入者の年齡が幾分か高く切上げられる嫌ひがあつた...
柳田國男 「兒童語彙解説」
...探検を切上げて帰ることにしたのであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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