...………」おぎんは切れ切れにそう云ってから...
芥川龍之介 「おぎん」
...しかも切れ切れに叫ぶのを聞けば...
芥川龍之介 「藪の中」
...姫君が切れ切れに口を開いた...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...」と息も切れ切れに言った...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...「結婚だと?」と私は息も切れ切れに言う...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...われわれはかのジャズの中に切れ切れにされたチャイコフスキーがあるように...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...家の中にいる人間もまた切れ切れになってしまった...
夏目漱石 「それから」
...切れ切れに何か聞きとりにくいことを叫んでいる...
久生十蘭 「魔都」
...切れ切れに叫びました...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...もう雲や霧が切れ切れになって目の前をぐんぐん通り過ぎて行きました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...後から切れ切れに思い出したことを書いているので...
三好十郎 「肌の匂い」
...想像が切れ切れになって...
森鴎外 「雁」
...上さんは声が切れ切れになって...
森鴎外 「雁」
...古い地方は切れ切れに今までの歴史に見えているもの以外近年大学の史料から出された古文書中...
柳田國男 「地名の研究」
...そうして切れ切れに尋ねた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...怨(うら)めしそうに切れ切れに云った...
夢野久作 「鉄鎚」
...山の斜面を切れ切れに這(は)い上って行く形なぞを...
夢野久作 「木魂」
...切れ切れに洩れ出した...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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