...実は数へ切れない程沢山あるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...引き受け切れないほど注文はあるのだ...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...とにかく寒くてやり切れないから上陸...
海野十三 「地中魔」
...佐野の奴の幕下で十五圓の給料では遣り切れないからねえ」と五十嵐は大きな聲で言つてカラ/\と笑ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...やり切れない感じがした...
太宰治 「惜別」
...とても御神幸までは待ち切れないので...
種田山頭火 「其中日記」
...そして煙草も酒も――それから――それ以上あると不幸になる!□人生は割り切れないだらうが...
種田山頭火 「其中日記」
...祖母が糸車で一生涯(いっしょうがい)かかって紡ぎ得たであろうと思う糸の量が数え切れない機械の紡錘から短時間に一度に流れ出していた...
寺田寅彦 「糸車」
...そういうものが数え切れないほどにあるようである...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...商売と思つて目を瞑(つぶ)つても瞑り切れないものがあつた...
徳田秋声 「のらもの」
...それに金のことなぞ念頭にあるやうではやり切れない性質の仕事をしてゐるから...
中原中也 「心理的と個性的」
...一生費(つか)っても費(つか)い切れない...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...こう世間が無事ではやり切れないなア」文学士碧海(あおみ)賛平は...
野村胡堂 「古城の真昼」
...どんなにやつしても隠し切れないのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手前どもでも割り切れないほどのお客様で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やり切れないぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして虔十はまるでこらへ切れないやうににこにこ笑って兄さんに教へられたやうに今度は北の方の堺(さかひ)から杉苗の穴を掘りはじめました...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...春子さんという人は――私はあの人のことはもう切っても切れない大好きなんだけど...
三好十郎 「樹氷」
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