...あなたがたみたいに食べるものもなくなっちゃ私は半日だってやり切れないわ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...」家来は両手に握り切れない程薔薇を持つて来た...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...この防衛殲滅論も百パーセント決定的勝利が得られるとはいい切れないところに...
海野十三 「地球発狂事件」
...闇とは切っても切れないものとして...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...あれでは当人より端(はた)の者が遣り切れない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...僕どうしても思ひ切れないんです...
永井荷風 「男ごゝろ」
...容易に縁の切れない道楽の一つであるが...
中里介山 「生前身後の事」
...啖呵も切れないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...なかなか使い切れない...
中谷宇吉郎 「アメリカ種の落語」
...レコードは数え切れないほどたくさんあるが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...何やら割り切れないものがあるようです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腕も出來る」「そんなのは友達にしたくないな」「ところが費ひ切れないほど金があるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やり切れないなと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何か爽(さわ)やかな気分になり切れないものがあった...
堀辰雄 「菜穂子」
...タイタニック号事件の拭っても拭い切れない汚点が存する...
牧逸馬 「運命のSOS」
...再び促したてるような待ち切れないような拍手が盛りかえして来た...
「海流」
...一円以上の西洋料理は一度に食べ切れないほどあります...
村井弦斎 「食道楽」
...それはそう思う邪推とは言い切れないものがあるのだ...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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