...世の中に活(い)きながら世の中との縁が切れてしまうのだ...
有島武郎 「或る女」
...ばらばらに切れてしまうだろう」大使の声が終るか終らないうちに...
海野十三 「地球要塞」
...その代り「風雅」や「花鳥風月」とは全く縁が切れてしまう...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...これから幸子が駈(か)け着けて行っても恐らくそれ迄には切れてしまうであろうし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ぽつんと切れてしまうわねえ」二番目の罰金は...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...ぷつりと切れてしまう...
豊島与志雄 「秦の出発」
...自由販売の酒類はすぐに売り切れてしまう...
豊島与志雄 「太宰治との一日」
...そうですかとだけで切れてしまうので...
豊島与志雄 「千代次の驚き」
...中途で断ち切れてしまうことがありますよ...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...さっぱりと切れてしまうことさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...全部切れてしまう...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...文化的なことから全然縁が切れてしまうのも淋しいし...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...「そんなに御用が御在(おあ)りなの」「なに大した用じゃないんですけれども……」糸子の答は大概半分で切れてしまう...
夏目漱石 「虞美人草」
...電信線は切れてしまうし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...帝都――(そこでプツンと切れてしまう...
三好十郎 「猿の図」
...日が経つごとに縁が切れてしまうのだ...
室生犀星 「後の日の童子」
...その話の種が切れてしまうのである...
柳田国男 「雪国の春」
...遊部の会話がそこで途切れてしまうと...
横光利一 「旅愁」
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