...悉(ことごと)くはらりと切れてしまうた...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...世の中に活(い)きながら世の中との縁が切れてしまうのだ...
有島武郎 「或る女」
...直きに焼け切れてしまうので...
石原純 「トーマス・エディソン」
...僅かの刺激ですぐに断ち切れてしまう...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...神経が焼け切れてしまう...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...連結が切れてしまうから...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...したがって毎日早く売り切れてしまうから...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...すぐにぽつりと切れてしまう...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...これから幸子が駈(か)け着けて行っても恐らくそれ迄には切れてしまうであろうし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...息が切れてしまうような思いをした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自由販売の酒類はすぐに売り切れてしまう...
豊島与志雄 「太宰治との一日」
...そうですかとだけで切れてしまうので...
豊島与志雄 「千代次の驚き」
...中途で断ち切れてしまうことがありますよ...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...さっぱりと切れてしまうことさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう油が切れてしまうのだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...これからずっと様々の曲折を営んでゆく上に途が切れてしまう結果になったでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...帝都――(そこでプツンと切れてしまう...
三好十郎 「猿の図」
...弓弦(ゆづる)なども張ッたままでおくとピンと凍ッてまま切れてしまう...
吉川英治 「私本太平記」
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