...「文芸春秋」二月号に「切り捨御免」の一文を寄す...
芥川龍之介 「八宝飯」
...一刀のもとに切り捨ててやるまでのこと……」お高祖頭巾の女は...
海野十三 「くろがね天狗」
...花をむやみに切り捨てたり...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...海軍卿はナイフを取り上げて憎らしい署名のところを切り捨ててしまう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...いまはただ憎い奴(やつ)を一刀両断に切り捨てるまでだ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...……空たかくべんたういたゞく光あまねく御飯しろく女房に逃げられて睾丸を切り捨てた男――その男が自身の事をしやべりつゞけた...
種田山頭火 「行乞記」
...教え込まれたものだからと云って切り捨てるのも...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...そういう点は切り捨てなければならない...
戸坂潤 「読書法」
...之は結局それまで遍歴された諸矛盾のただの切り捨てであって...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...ほんとうの自分によって切り捨てられたる自分...
中井正一 「美学入門」
...切り捨てなければならないほど世間が切迫しているのだからしかたがない...
夏目漱石 「三四郎」
...浴衣は秋草を染め出した中形で、なか/\に粹(いき)なものですが、袖を半分から下、刄物で切り捨て、下の方には物凄いほど血が飛沫(しぶ)いてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早く切り捨てた方がよいのである...
林芙美子 「浮雲」
...ぼくは自分のなかから切り捨てることはできない」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...その悪しき玉を切り捨つる法はあれども...
久生十蘭 「玉取物語」
...切り捨てた餌についていたものが二本ずつ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...「どんな評判ですか」フィールド警部補が切り捨てた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...それを切り捨てて...
三好十郎 「俳優への手紙」
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