...知識がおが切り口上で答えた...
岩野泡鳴 「猫八」
...もちろん本当の姿は見えません」「あれが切り口ですか...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...彼はそれ切り口をつぐんでしまって...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...小林団長は、ひもの切り口を、懐中電灯でしらべていましたが、はっとしたように、顔をあげてさけびました...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...しばらくお待ちを願います」という切り口上の返事で...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...きれいな切り口だから...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...氷河が海に切れるところは、垂直な氷の断崖になっていて、その切り口が、チョークを折った断面のように白く光っている...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...吹き出るやうに切り口を流れた血潮が助手の左手のガアゼを眞赤に染めてゐた...
南部修太郎 「疑惑」
...切り口の生々しいカッチヤ松や...
林芙美子 「浮雲」
...暗い床の間に切り口の白い本が少し積み重ねてある...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「私が平松正四郎です」彼は切り口上で云った...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...言葉つきは切り口上になり...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「お大事にあそばせ」と切り口上で云い...
山本周五郎 「風流太平記」
...まあおあがりになりませんか」「此処で失礼いたします」つなは切り口上で云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...切り口を揃えた菜の青いひたし物が雪の夜の歯を清めた...
横光利一 「夜の靴」
...自分のした切り口と元の切り口と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お文を解く時」「そして」「そのまま突き戻しました」「枝の切り口は見なかったか」「べつに……」「何も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...芍薬(しゃくやく)の枝の切り口を一見して...
吉川英治 「宮本武蔵」
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