...これは切り味(み)じゃないかと云ったりした...
芥川龍之介 「魚河岸」
...両者を切り離すことは...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...若し彼の友人が腹切りをすることがあれば...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...思ひ切り惡く言つて...
石川啄木 「鳥影」
...ヒイーイーイイツ!と云ふ金切り声を聞いたんです...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...彼はそれ切り口をつぐんでしまって...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...踏切りも、道も、人が通れるぐらいの細道も、なにもないんです...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...インドといってあれは飛び切り香り高い林檎だ...
太宰治 「饗応夫人」
...其処には遣水があってそれが木立の間から出て飛石を横切り...
田中貢太郎 「人面瘡物語」
...いつどうなるか判らない」武士はまた刀を抜いて切りつけた...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...兄の莫大(ばくだい)な身上を切り廻して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石井平四郎の伜を皮切りに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あなたの小説は今後あれをどういふ風に切りひらいて行くか...
原民喜 「書簡」
...ほんの四人つ切りの企です...
平出修 「逆徒」
...彼は丁寧に封筒を切りながら...
堀辰雄 「聖家族」
...……」此処で女性は又言葉を切り...
松永延造 「職工と微笑」
...大切りには「鏡山」のお初岩藤...
山本笑月 「明治世相百話」
...毒の強い赤肝を雁皮(がんぴ)のように薄く切ります...
夢野久作 「近世快人伝」
便利!手書き漢字入力検索