例文・使い方一覧でみる「切々」の意味


スポンサーリンク

...さりとて新らしい本を切々買ひ込むなどゝ云ふ余裕のある読書家にあらず...   さりとて新らしい本を切々買ひ込むなどゝ云ふ余裕のある読書家にあらずの読み方
石川啄木 「閑天地」

...いつまで汝われに眼を離さず我が津(つ)を咽(の)む間も我を捨て置き給わざるや」とは彼の神に対する切々たる哀訴である...   いつまで汝われに眼を離さず我が津を咽む間も我を捨て置き給わざるや」とは彼の神に対する切々たる哀訴であるの読み方
内村鑑三 「ヨブ記講演」

...藤田師の言は、切々として、わたくしの胸をうった...   藤田師の言は、切々として、わたくしの胸をうったの読み方
海野十三 「第四次元の男」

...それらの生物に対する氏の同情が切々と溢(あふ)れ出ていて...   それらの生物に対する氏の同情が切々と溢れ出ていての読み方
谷譲次 「踊る地平線」

...この切々たる存在への哀感なくして芸術そのものが成立しそうもない...   この切々たる存在への哀感なくして芸術そのものが成立しそうもないの読み方
中井正一 「映画と季感」

...切々として人の官覚を動す力があった...   切々として人の官覚を動す力があったの読み方
永井荷風 「里の今昔」

...切々たる手紙を書いては...   切々たる手紙を書いてはの読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...私一人は駈脱(かけぬ)けるようにして側視(わきみ)もせずに切々(せっせ)と帰って来る...   私一人は駈脱けるようにして側視もせずに切々と帰って来るの読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...倒(さか)さになって切々(せっせっ)と雑巾掛(ぞうきんが)けをしていた...   倒さになって切々と雑巾掛けをしていたの読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...切々(きれ/″\)と響いた...   切々と響いたの読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...鹿の鳴く声きけば吾妹子の夢忍ばるゝ――云々といふ唄のメロデイを切々と伝ふてゐた...   鹿の鳴く声きけば吾妹子の夢忍ばるゝ――云々といふ唄のメロデイを切々と伝ふてゐたの読み方
牧野信一 「バラルダ物語」

...今すぐにその句切々々を優しく填めて遣れ...   今すぐにその句切々々を優しく填めて遣れの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...……そうそうと切々と錯雑して弾ずれば...   ……そうそうと切々と錯雑して弾ずればの読み方
山本周五郎 「夜明けの辻」

...劉備の切々な情言を...   劉備の切々な情言をの読み方
吉川英治 「三国志」

...宮は切々(せつせつ)と警固の士へ訴えて...   宮は切々と警固の士へ訴えての読み方
吉川英治 「私本太平記」

...そもじらと夕餉(ゆうげ)を興じたく切々に思う日もあるぞかし...   そもじらと夕餉を興じたく切々に思う日もあるぞかしの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...小絃は切々として私語(しご)のごとしという形容(ことば)のままだった...   小絃は切々として私語のごとしという形容のままだったの読み方
吉川英治 「親鸞」

...お護(まも)り申しあげているでしょう……)切々たる末期(まつご)の文字をつらね...   お護り申しあげているでしょう……)切々たる末期の文字をつらねの読み方
吉川英治 「平の将門」

「切々」の読みかた

「切々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「切々」


ランダム例文:
気を養う   動力機械   鉄色  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
友好条約   外国人労働者   道義的責任  

スポンサーリンク

トップへ戻る