...それに時々思い出したように一心不乱にかかりはするものの五六分立つと忘れてしまう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...当分立つ事も出来まいと思った病気がたちまち全快したのは嬉しかった」「それから歌舞伎座へいっしょに行ったのかい」と迷亭が要領を得んと云う顔付をして聞く...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すると一分立つか立たないうちに蓋の穴から鎌首(かまくび)がひょいと一つ出ましたのには驚ろきましたよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...しかし純粋の遊戯でもかように四隣を驚かすに足る能力を有している以上は使いようで砲撃の用には充分立つ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それから数分立つと...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...もう三十分立つと暗くなる...
森鴎外 「雁」
...「しかし三十分立つまでどうしているのかい」「僕はこの辺(へん)をぶらついている...
森鴎外 「雁」
...二三分立つと、二人は我(わ)が家(や)に這入(はい)って戸口の戸を締めた...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
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