...私の土地解放は時代の思想に伴つて行つたもので将来漸次土地が解放される前兆とも見るべきで地主諸君は今日から自分の正しい力に依つて労働し――物質的技術的の働きに依つて自ら社会の一員としての真面目な一つの役目を分担する事に依つて生きて行くといふ事を考へられた方がよいと思ふ...
有島武郎 「狩太農場の解放」
...だからぜったいに仕事は公平に分担するんだ...
海野十三 「恐竜島」
...存在の特殊な一領野・寧ろ存在の観念的な一半・の一般的な検討を分担する処の哲学として(併し決して観念論者のように之を存在全般の検討の出発点とはしないが)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...不足のところを分担する事ができたらと小六に云って聞かしたのは...
夏目漱石 「門」
...会計の六部をもって事黎を分担することとした...
野呂栄太郎 「三田社会科学研究会報告」
...ある仕事を分担すると...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...人力の届く限りはその苦痛を分担するの工風(くふう)を運(めぐ)らさざるべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...北大西洋を航行する船籍国の各政府が費用を分担する事になっているし...
牧逸馬 「運命のSOS」
...矢張り強い思索力と云うものは何か所謂「理性」だけが分担するように思われて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もとより同じ円周の一部を分担するものでないために...
柳田国男 「海上の道」
...そう多量の仕事を分担することが許されぬが...
柳田国男 「海上の道」
...会衆が均等に入用を分担するのを例としている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...文化生活の維持と増進とに必要な労作を分担することです...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...その生産を各人の能力に応じて自由に分担すると共に...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...授児の作用を分担する女神達である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...それぞれ政務を分担する仕組みであったが...
吉川英治 「私本太平記」
...こう五名の奉行が分担する職掌の範囲は...
吉川英治 「新書太閤記」
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