...この何者にも制肘(せいちゅう)されない放縦な駄々ッ子的気分が当時の文学好きの青年の共鳴を惹(ひ)くに十分力があった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...もし諸君がご同感ならばお互いに充分力を尽してこの学校の事に尽力せられんことを希望致します...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...これでも充分力を尽しているというかも知れぬが...
大隈重信 「選挙人に与う」
...母の意見もそれをまぎれさせるに十分力があつたであらう...
田山花袋 「道綱の母」
...生命の緊張した時代には随分力の強い...
津田左右吉 「偶言」
...伯母さんは「まあねむなつたかよ」といひながらちらばつたおもちやをかたづけ半分力づくに頸すぢをおさへつけてみんなに 御機嫌よう をいはせるのを...
中勘助 「銀の匙」
...随分力を入れて答へたのではあつたが...
中原中也 「亡弟」
...随分力をつくしていることと思われる...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...隨分力になつてやらないものでもない」平次は膝を進めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多分力の強い玉之助が誘ひ出して大川へ沈めたんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――尤もことと次第では隨分力になつてやらないものでもないが――」平次の態度は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隨分力になつて上げようではないか」平次は靜かに迎へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...風向はみな東風の分力をもっている...
久生十蘭 「南極記」
...十分力を添うべきことを約して...
宮崎湖処子 「空屋」
...この時代の鏡としての婦人作家の歴史だけは十分力を入れてまとめます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...結婚するまでの女の子の教育に親は十分力を尽くすべきだと思う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まだ十分力のあるものだと云ふことを自分は信じて居ります...
森鴎外 「假名遣意見」
...深く根を卸した大木のやうにその足に十分力が入つてゐて...
森林太郎 「鼎軒先生」
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