...内意を漏らしてはいかがで御座りましょう」と総髪のがちょっと分別顔をした...
江見水蔭 「備前天一坊」
...と分別顔の人に言はれて...
太宰治 「右大臣実朝」
...分別顔をして呟いた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...などと分別顔して言い出したばかりに...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いまから分別顔して...
太宰治 「新釈諸国噺」
...六右衛門は分別顔して...
太宰治 「新釈諸国噺」
...分別顔の詩集を出版いたしましたところ...
太宰治 「男女同権」
...」と無理に分別顔を装うて言った...
太宰治 「竹青」
...五十がらみの分別顔を心持翳(かげ)らせてこう切出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんな分別顔をするのは滅多にないことですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...佐野屋正兵衛(さのやしょうべえ)の分別顔でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...急に分別顔になったのでもよくわかります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして分別顔(ふんべつがお)に早くおいでおいでということもできました...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...さも分別顔に濶歩してゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...コワリョーフは分別顔に戻るとともに...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...『猫の草紙』に「その中に分別顔する鼠云々...
南方熊楠 「十二支考」
...お案じのことに相違ございませぬで」右馬介の分別顔を...
吉川英治 「私本太平記」
...分別顔に似ず、情には奔(はし)るほうなのである...
吉川英治 「私本太平記」
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