例文・使い方一覧でみる「分別盛り」の意味

...両親共四十の坂を越した分別盛り... 両親共四十の坂を越した分別盛りの読み方
石川啄木「刑余の叔父」

...分別盛りの好い年をして... 分別盛りの好い年をしての読み方
泉鏡花「活人形」

...そして僕が分別盛りの三十四の今日まだ... そして僕が分別盛りの三十四の今日まだの読み方
大杉栄「獄中記」

...五十に近い分別盛りの相州さまが... 五十に近い分別盛りの相州さまがの読み方
太宰治「右大臣実朝」

...なお依然として私は分別盛りの情熱を... なお依然として私は分別盛りの情熱をの読み方
橘外男「陰獣トリステサ」

...分別盛りの身をもって... 分別盛りの身をもっての読み方
橘外男「陰獣トリステサ」

...だが、危ねえもんだなあ、あいつ、あれで分別盛り、べつだん高上りをしているわけでもないが、四十八貫目の泥棒は骨だろう、あいつも小力（こぢから）はありそうだが、四十八貫目では、ちょっと持ち出せまい、危ねえものだテ……」主膳は、憮然（ぶぜん）として、七兵衛の立去ったあとを見ていると、七兵衛が立去る時に合羽の裾で揺れた牡丹の葉が、まだ一生懸命に首を振っている... だが、危ねえもんだなあ、あいつ、あれで分別盛り、べつだん高上りをしているわけでもないが、四十八貫目の泥棒は骨だろう、あいつも小力はありそうだが、四十八貫目では、ちょっと持ち出せまい、危ねえものだテ……」主膳は、憮然として、七兵衛の立去ったあとを見ていると、七兵衛が立去る時に合羽の裾で揺れた牡丹の葉が、まだ一生懸命に首を振っているの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...分別盛りの男が、自分から、小娘を相手に心中なんかする気になるものですか、みんな女が知恵をつけるんです、女が誘惑してそうさせるのです...
中里介山「大菩薩峠」

...最早三十七歳の分別盛りでしたが... 最早三十七歳の分別盛りでしたがの読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...分別盛りという年輩ですが... 分別盛りという年輩ですがの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...分別盛りといふ年輩ですが... 分別盛りといふ年輩ですがの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...分別盛りの顏を曇らせて... 分別盛りの顏を曇らせての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...分別盛りの顔を曇らせて... 分別盛りの顔を曇らせての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...分別盛りの額（ひたい）を埋めての懇願です... 分別盛りの額を埋めての懇願ですの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...――男でいへば厄過ぎの分別盛りだ... ――男でいへば厄過ぎの分別盛りだの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...四十年配の分別盛りを... 四十年配の分別盛りをの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...四十五六の分別盛りで... 四十五六の分別盛りでの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...分別盛り以上の年輩で一廉（ひとかど）の服装をして髯（ひげ）なぞを生やしている人が... 分別盛り以上の年輩で一廉の服装をして髯なぞを生やしている人がの読み方
夢野久作「謡曲黒白談」

「分別盛り」の書き方・書き順