...所謂「真の批評家」は籾(もみ)を米から分つ為に批評のペンを執るであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...毒虫の緑色の内臓が毒でない事が分つたでせうに...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...」「分つてるよ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...汝(なれ)も時世(ときよ)の先達(せんだち)のつとめを分つ友となれ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...これを個々の人々の間に分つのは...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...この旅行から帰つて来て初めて分つたのだつたが...
徳田秋聲 「佗しい放浪の旅」
...わたくしの方ではそれがとうから分つてゐましたの...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...これらは誰でも分つてゐることであるが...
内藤湖南 「支那目録學」
...」「分つてるくせに...
長與善郎 「青銅の基督」
...分つたやうで少しも分らねえ」ぼんやり歸つて來たガラツ八は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...化物ではいらつしやらないよと鼻の先で言つて分つた人に御褒賞(ごほうび)だと懐中(ふところ)から紙入れを出(いだ)せば...
樋口一葉 「にごりえ」
...それは私が今晩此處へ來ないうちから分つてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私にも分つてゐましたし...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...大昔の面影をその儘伝へたピラミツド型の斜面を持つた草葺屋根を二棟に分つた館を中心にして...
牧野信一 「南風譜」
...韻を分つて詩を賦した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...博士は此事が分つたとき...
森鴎外 「半日」
...よく分つてゐたに違ひなかつた...
吉川英治 「折々の記」
...分つてはゐる事が多いのだ...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??