...夫は一般に無政府主義の何者たるかが分つてゐない爲めであります...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...色をもって分つ田園...
伊藤左千夫 「春の潮」
...お前達に此の話がよく分つたかどうか怪しいが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...どこでも受け付けない事情が分つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...分つたものア分つたのですから」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...倒れるまでの順序まで分つてをるのだから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」「‥‥‥‥」この青年も何のことだか分つてるやうに笑つたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...確かにその事實があつたことが分つた...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...受け取る筋でもないことは分つてゐながら...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...古易・石經・章句・傳・注・集注・義疏・論説・類例・譜・考正・數・圖・音・讖緯・擬易の十六種に分つといふ工合で...
内藤湖南 「支那目録學」
...それは分つてゐるな...
長與善郎 「青銅の基督」
...「それは分つてゐます...
南部修太郎 「猫又先生」
...分つたか」「親分さん...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...漠然とそんな心づかひも分つてゐたやうだが...
原民喜 「災厄の日」
...その是非を分つべからず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...三類に分つこともあるべし...
福沢諭吉 「学問の独立」
...じつは卅余歳の老嬢であることが分つて...
正岡容 「浅草燈籠」
...大体においてこの三種に分つべき人々に由って未曾有(みぞう)の混乱状態を引起しています...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
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