...私達の両親は兄弟を見分ける唯一の目印にしていました――まるで同じ鋳型で作られでもした様に...
江戸川乱歩 「双生児」
...僕は甘んじてその責任を分ける...
大杉栄 「獄中消息」
...彩色(さいしき)等の善悪(よしあし)を見分ける鑑識も必要であります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...また自分の技量で左右の相違をかき分ける事もできそうになかった...
寺田寅彦 「自画像」
...何も見分けることは出来なかった...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...何を見せても時代と工人とをよく見分けることができたが...
徳田秋声 「挿話」
...だれもまだその明るみを闇と見分けることができないころ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...初さんは煙の中を押し分けるようにずんずん潜(くぐ)って行く...
夏目漱石 「坑夫」
...八五郎親分さんも御一緒で――」平次はそれを掻き分けるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それで間違わないで書き分けるということは...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...普通の仮名で書き分けることの出来ない音のことであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...これを皆で分けることにする...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...どうやって大将が来たとき見分けるか分からないことだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...その草むらを踏み分けると...
本庄陸男 「石狩川」
...里芋を選(よ)り分けるような工合に遣って行くのだ...
森鴎外 「里芋の芽と不動の目」
...以前の玩具はほぼ三通りに分けることができたようである...
柳田国男 「こども風土記」
...ちぐさとまさをとの差を見分けるだけの...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...この表現を見分けるか見分けぬかが又番頭さんの腕前の分かれるところで...
夢野久作 「鼻の表現」
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