...興奮の種類を分けることが出来るばかりか...
海野十三 「キド効果」
...他のよわい通信を聞き分けることは...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...また動物を胎生する類と卵生する類とに分けるが...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...天文学者は地球に達する光の強弱に依つて星を数等に分けるが...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...働蜂とをそれぞれ嗅ぎ分けることが出来た...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...こっちへお出(い)でよ」老婆は萌黄の茎を分けるようにしてひょろひょろと歩いて往った...
田中貢太郎 「萌黄色の茎」
...分けることは支配することの第一歩であるから...
戸坂潤 「科学方法論」
...価のよいものを一目で選り分ける...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...そこで肩章や記章の文字をすぐに見分ける事が出来た...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...而(しか)も明(あきら)かに語る文句と三味線(しやみせん)の手までを聴(き)き分ける...
永井荷風 「すみだ川」
...区別がなくなれば書き分ける必要もなく...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...分けるより一匹の方が好いと思つたのか...
長谷川時雨 「夏の夜」
...ちょうどあの世からやってきた人間のように誰ひとり私を見分けることができませんでした...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...何も彼も知っているんだと言った風な……――扁理はそんな風に二通りの微笑を使い分けるのだ...
堀辰雄 「聖家族」
...それの半額を市村に快よく分けることに考へを奪られると...
室生犀星 「渚」
...私は日本の近世の學者を一本足の學者と二本足の學者とに分ける...
森林太郎 「鼎軒先生」
...万一のときには二人を分けるつもりだろう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...互ひ互ひを一層はやく引き分けるのを待つてゐる間...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??