...彼は「属」や「種」をうまく分けた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...髮を分けてもないのが芥子坊主(けしぼうず)の樣に見えるあたまをくるりと一つまはして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それをボーイたちと分けあった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...そのとき彼は、みやげにカレーの粉を石油缶に五杯も持って帰り、同僚にも分け、もちろん大江山課長にも呈上した...
海野十三 「火星兵団」
...僕は甘んじてその責任を分ける...
大杉栄 「獄中消息」
...草の葉を掻き分け...
薄田泣菫 「草の親しみ」
...少なくとも四十人が分け前をえたがった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...もう一つお餅を分けてもらえますまいか...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...『さしくる汐を汲み分けて見れば月こそ桶にあれ』と地謡は歌ふ...
野口米次郎 「能楽論」
...凡(すべ)てそれぞれに分け与えて下さいまし...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...また来ますよ」のれんを分けて出て...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...線香の匂がほのぼのと分けていつた...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...髪をチャンと分けると...
水野葉舟 「香油」
...三郎は白い栗(くり)をみんなに二つずつ分けました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...なんにも目印の附いてゐない機関兵を見分けることはお前えには駄目だよ...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...長い髪を項(うなじ)まで分けた榛野に出くわす...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...より分けて考えて見なければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しばらく山へ分け入りたい」「山ならば山へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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