...各中教区を分かちて...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...ギリシア宗の制規従来ギリシアは三十二教区に分かち...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...水天いずれとも分かちがたい彼方の空に...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...そしてその寒い期間は晝夜の分かちなく冷えるのです...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...なお詳しくこのことを論ずるにはまず動物界を次のごとくに三部に分かち...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...息づまるまでにあふれてくる感激の情を分かち得るような若い熱烈な心を見出すことは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...夜は星の精髄を眠れる花の上に分かち与えている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いつもパトラッシュと粗末なパンのかけらを分かち合ってきた手でした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...これを分かちて二様に区別すべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...現在の自分までが何かさういふ彼等の死者を守つてゐる悲しみを分かちながらいつかそれらの山々を眺め出してゐるのだつた...
堀辰雄 「黒髮山」
...又一種の表情とも分かちがたいものを浮べながら...
堀辰雄 「菜穂子」
...気心の知れた仲間と芸術の喜びを分かち合うのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...諸所に分かち置かれしという...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...モンターニュにいるときとは幾分かちがった言葉を話す...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...既に部曲を分かち伝承の方式を異にすると...
柳田国男 「海上の道」
...中代幾たびか政治の手を分かち...
柳田国男 「海上の道」
...張角は、その弟子たちを、三十六の方を立たせ、階級を作り、大小に分かち、頭立つ者には軍帥(ぐんすい)の称を許し、また方帥の称呼を授けた...
吉川英治 「三国志」
...また北へ大軍を分かち...
吉川英治 「新書太閤記」
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