...教育を分かちて間接教育と直接教育となす...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...行為の上に現ずるものとの二種に分かちてこれを略陳せんに...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...司令官の職を分かち持てとおっしゃった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...自分の喜びや法悦をあらゆる人たちに分かち...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...われわれ男子は婦人に空気と日光とを分かち与えませんでした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...昼は園芸に夜は観想に分かち用いていたこの老人にとって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...けれどもそれでどうしようというのか! 娘に困窮を分かち与ようというのか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また互いにその知識を分かち合った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...テナルディエはそれらと仕事を分かちたくないと思ってるのだと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人はそれをひそかに他人へ分かち与えてはいけません...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...物と物を分かち区別する間隙の可能がここでも問題となるのであった...
中井正一 「美学入門」
...音楽が与える興奮を分かち合った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...こはただ便利のために双方の持ち場を分かちたるのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...梢(こずえ)に少数の枝を分かちて...
牧野富太郎 「植物知識」
...村中近年までこの火を分かち...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...モンターニュにいるときとは幾分かちがった言葉を話す...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...張角は、その弟子たちを、三十六の方を立たせ、階級を作り、大小に分かち、頭立つ者には軍帥(ぐんすい)の称を許し、また方帥の称呼を授けた...
吉川英治 「三国志」
...また北へ大軍を分かち...
吉川英治 「新書太閤記」
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