...海と陸とに分かち...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...少なくとも三つの段階に分かちてこれを考えることが便利のように思う...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...便宜上これをいくつかの部分に分かち...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...司令官の職を分かち持てとおっしゃった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...七百年の月日のあいだに幾分かちがって来たであろうがそれでも院の御うたを拝してひそかに胸にえがいていたものといま眼前にみる風光とはおおよそ似たり寄ったりであった...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...彼女はそれを他人へ分かちたくなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分の友の蒼(あお)ざめた思い出に分かち与えるであろうか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...昼は園芸に夜は観想に分かち用いていたこの老人にとって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...夜は星の精髄を眠れる花の上に分かち与えている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人はそれをひそかに他人へ分かち与えてはいけません...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そうして少し以前長崎地方の切支丹信徒は或る藩々へ数十人ずつ分かち預けて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...フランシスコは一切の私有財産を貧しき隣人に分かち与え...
永井隆 「この子を残して」
...音楽が与える興奮を分かち合った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...姉は私の分かちがたい仲間だった――だがドアがバタンと閉じた時...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...諸所に分かち置かれしという...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...現在のいわゆる西表島を二つの間切に分かち...
柳田国男 「海上の道」
...張角は、その弟子たちを、三十六の方を立たせ、階級を作り、大小に分かち、頭立つ者には軍帥(ぐんすい)の称を許し、また方帥の称呼を授けた...
吉川英治 「三国志」
...そして各二万を三手に分かち...
吉川英治 「三国志」
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