...戰場中を巡る者――アトリトーネー・アテーネー其手を取りて導きて猛き飛刄を外らしむる―― 540かくある者は陣中にありて戰鬪恨むまじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鋭刄揮ひ荒れるパトロクロスの手によりて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...パトロクロスと光榮の將ヘクトールおのおのの肉を無慚の刄もて打ち碎くべく奪ひ合ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...斧の刄から飛ぶ木材の一片が地上に落ちて居たとて何人の注意をも惹かないであらう...
長塚節 「商機」
...刄(やいば)の中に説き進みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いゝ相手だ」バラバラと亂れ打つ刄(やいば)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...必死の刄をかけ並べ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「刄物は?」「脇差だらうと思ふけれど...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この家に兩刄のよく切れる刄物があつた筈だが――」平次の問ひは豫想外です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刄物を隱したのもお菊かな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お内儀が言つて居るが」「刄物は持たなかつたのかな」「なんにも持たなかつたらしい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――それに刄物の始末もいたしましたので」茂兵衞は辯解らしく言ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「刄物は?」「ありませんでしたよ」「長目の脇差(わきざし)だらうと思ふが――」「――」主人は四方(あたり)を見廻しましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女出入りの怨みを妬刄(ねたば)を合せた暗討のひと太刀に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刄物で楓の柱を削(けづ)つて掘り出したんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんなところへ刄物を投げるわけはありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...従つてぼろぼろに刄がこぼれてゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...三尺の長さなるしら刄を内に送る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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