...亡(ばう)広岡浅子夫人1・23(夕)広岡浅子刀自(とじ)が亡くなつた...
薄田泣菫 「茶話」
...こういう一体の風習の中へ綾子刀自のことも一緒に巻き込まれて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...綾子刀自の娘盛りの時代を妙なことで能(よ)く知っている...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...刀自の身上に何ら潔白を傷つける次第でもありませんが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...第一に目につきましたのが一月一日の新聞『棚橋絢子刀自と令息一郎翁』といふ見出しの記事で百一歳の棚橋先生と七十九歳の御令息一郎先生との御寫眞が出て居ります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...十九年になって中島歌子刀自(とじ)の許(もと)へ通うまでは独学時代であったろうと考えられる...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...その間にも刀自達は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...九歳十歳の女は、刀自之を破り、十三歳の女は壻に破らる...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...藐姑射(はこや)の刀自(とじ)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...座布団と蔽膝との事は曾能子(そのこ)刀自の語る所に従つて記す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曾能子刀自は当時の献立を記憶してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...良子刀自所蔵の俊が遺文中首尾略(ほゞ)全(まつた)きものは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...良子刀自所蔵の雑記に「芸庵君口授」と題して載せてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは又伊澤の刀自に...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...是にこそ刀自の口伝(くでん)と工夫とが光を放っていたのであった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...刀自という名前はその造酒司にあった三つの大酒甕(おおさかがめ)の名として残っていたのが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...家々ではまた家刀自の手を煩(わずら)わすにあらざれば...
柳田国男 「木綿以前の事」
...よほど子好きな刀自(とじ)とみえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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人は見かけによらぬもの 貧弱な すっぽり
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