...刀自は護謨(ごむ)製の懐中湯たんぽを背中に入れて...
薄田泣菫 「茶話」
...私が綾子刀自について知っている因縁ばなしというのはこれだけのことで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...浜子刀自(とじ)とは...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...からたちのうばら刈りそけ倉建てむ屎(くそ)遠くまれ櫛造る刀自歌に糞を詠まずといふ人あれど此歌には詠みこみあり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...又わたくしが嘗て伊沢良子刀自を訪うて検し得た文書の中に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...刀自は第二女である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今の曾能子(そのこ)刀自が三歳の時の事として記憶してゐるのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...良子刀自所蔵の文書中に一枚の詠草があつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曾能子刀自はかう云ふことを記憶してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曾能子刀自の記憶する所のものはかうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...只良子刀自所蔵の文書中に柏軒が阿部家に於ける「初番入(はつばんいり)」の記及当直日割があつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...宣旨は現に良子刀自の許にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...日記も亦良子刀自の蔵儲中にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒門人録は良子刀自所蔵の文書中に存してゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」詠艸は良子刀自の蔵する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...伊澤の刀自は今一つ記憶してゐる...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...刀自の記憶してゐるのは蒔繪師(まきゑし)としての姪の號で...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...妻ではあるが刀自でない者...
柳田国男 「木綿以前の事」
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