...楓葉荻花(ふうようてきか)秋は瑟々(しつしつ)たる刀禰河(とねがわ)あたりの渡船(わたしぶね)で摺れちがう処などは...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...中井刀禰雄(とねを)と云つた...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...すなわち男の刀禰(とね)に対する語であったかと思われるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...世良田三郎の刀禰(とね)の内君には……聞けよ...
山田美妙 「武蔵野」
...世良田の刀禰もろとも門出した時...
山田美妙 「武蔵野」
...おなじ忠義の刀禰たちに与うるのじゃ...
山田美妙 「武蔵野」
...世良田の刀禰が和女にこを残して再会の記念(かたみ)となされたろうよ...
山田美妙 「武蔵野」
...刀禰に対して出されまい...
山田美妙 「武蔵野」
...この匕首……さきにも母上が仰せられたごとくあの刀禰の記念(かたみ)じゃが……さてもこれを見ればいとどなお……そも刀禰たちは鎌倉まで行き着かれたか...
山田美妙 「武蔵野」
...三郎の刀禰は、そうよ、父上もそこを逃れなされたか...
山田美妙 「武蔵野」
...秩父刀禰とはかねてより陣中でしたしゅうした甲斐に...
山田美妙 「武蔵野」
...武蔵野の中ほどで見れば秩父の刀禰たち二方は……」「さて秩父たち二人は」「はしなくも……」「もどかわしや...
山田美妙 「武蔵野」
...ちぇイ日ごろの信心を……おのれ……こはこは平太の刀禰...
山田美妙 「武蔵野」
...平太の刀禰」「昨夜...
山田美妙 「武蔵野」
...「和主(おのし)はそもいかにして忍藻の帷子を……」「帷子とは何でおじゃる」「何でおじゃるとは平太の刀禰...
山田美妙 「武蔵野」
便利!手書き漢字入力検索