...あたしは武士だった人たちだから刀疵(きず)であろうと思って凄いけれど敬意をもっていたら...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...彦山権現(ひこさんごんげん)の戯曲に京極内匠が吉岡の第二女に「長刀疵(なぎなたきず)が所望じゃわい」...
南方熊楠 「十二支考」
...もちろん血腥(ちなまぐさ)からぬ世となりて長刀疵などは見たくても見られぬにつけ...
南方熊楠 「十二支考」
...大刀疵(たちきず)がいくらもある臘色(ろいろ)の業物(わざもの)が腰へ反(そ)り返ッている...
山田美妙 「武蔵野」
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