...かんじんな軸(じく)うけが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...軸の両端の船首(プラウ)と船尾(スターン)を遠去かるに従って高くなる訳です...
大阪圭吉 「死の快走船」
...その後私は高野の無量寿院で弘法大師筆と称する梵本一軸を発見した...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...この旋廻軸といふことを非常に重いものにしてゐる...
田山録弥 「現代と旋廻軸」
...あの円筒形がその筒の軸と直角な軸の周囲に廻転しながら昇るという事と関係があるらしいとは思うが...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...ドロはマッチの軸木(じくぎ)になり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...科学構成の枢軸とも云うべき科学の方法そのものの内に...
戸坂潤 「科学論」
...この関係の枢軸となっているものは...
戸坂潤 「科学論」
...是非とも記号と定式とを枢軸としなければならぬという点なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...権大参事の山本某というもっぱら藩政の枢軸に当っていた人が...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...先生は薬研(やげん)の軸を斜(しゃ)に構え...
中里介山 「大菩薩峠」
...帆足万里(ほあしばんり)の書いた小さい軸(じく)を出して...
夏目漱石 「永日小品」
...罠(わな)に掛つたやうなものだ」「――」「わざと筆の軸(ぢく)の銘(めい)を切つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...軸性というのは眼球外という意味なのだそうで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それが軸だ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...王政復古の中に攘夷論が強い軸となっていることは危険だ...
山本周五郎 「失蝶記」
...その下には白無地の軸がある...
山本周五郎 「新潮記」
...低い根笹と筆の軸(じく)ほどな細竹とが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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