...今度は床(とこ)に懸けた軸(じく)の前へ...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...坤軸(こんじく)を覆して...
泉鏡花 「瓜の涙」
...地軸の鳴るかと疑はる...
巌谷小波 「こがね丸」
...ラック大将が、このおどろくべき事態に気がついたときは、例の長軸は、発電所の天井を、もう一息で刺し貫きそうなところまで迫っていたのである...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...壁にかけならべた掛け軸や...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...純測定の大家らはK軸に羅列(られつ)される...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...特に軸回転による変換群...
戸坂潤 「科学方法論」
...先生は薬研(やげん)の軸を斜(しゃ)に構え...
中里介山 「大菩薩峠」
...象形文字の主軸たる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...床の間の一軸を拝見という格好で...
野村胡堂 「古銭の謎」
...軸をばいずれから供給したか判明しないが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...たくさんの線香花火が牡丹色と黄色と紫と朱でだんだらに絞られた細身の軸を横たえていた...
正岡容 「圓朝花火」
...戸外に雨は車軸をながし海から荒れ狂う風は鳴れど私(わたくし)の小さい六畳の中はそよりともせず...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...軸性というのは眼球外という意味なのだそうで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...役所でペン軸を持つてゐるのと同じやうに見える...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...端(はじ)の金襴(きんらん)の模様や心棒(軸)の色に見覚えが御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...今の推進機(スクリュウ)の中軸になっている...
夢野久作 「焦点を合せる」
...さながら地軸のように置かれた...
吉川英治 「親鸞」
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