...軸は狩野派(かのうは)が描(か)いたらしい...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...かんじんな軸(じく)うけが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...景山女史が大切に持つてゐた軸物がありました...
石川三四郎 「浪」
...雨は車軸を流して...
泉鏡花 「霰ふる」
...が、燃さしの軸を、消えるのを待って、もとの箱に入れて、袂(たもと)に蔵(しま)った...
泉鏡花 「瓜の涙」
...貝の中に軸があるのである...
高村光太郎 「回想録」
...文庫藏へはひつてさまざまな藏書や軸物を見てあそんでゐた...
太宰治 「思ひ出」
...その軸物とその床の間の壁との調和...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...縦軸 Od を需要を示す軸とする...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...そしてこの垂直軸の新しい一点を原点とする水平面に現われるものが体系の概念に他ならない...
戸坂潤 「科学方法論」
...縦軸に落下速度を採ったもので...
中谷宇吉郎 「雪」
...床(とこ)の間(ま)には刷毛(はけ)でがしがしと粗末(ぞんざい)に書いたような山水(さんすい)の軸(じく)がかかっていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...二本ずつ結び合わされた四本の大梁材が軸になり...
久生十蘭 「ノア」
...もとはどういう邸だったのか、竹の櫺子(れんじ)をつけた、いかにも床しい数寄屋がまえなのに、掛軸はかけず、床柱の花籠に、申訳のように薊と刈萱を投げいれ、天井の杉板に金と白緑で萩が描いてある...
久生十蘭 「野萩」
...やがて廻旋軸(シランドル)を右に廻し...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...わざわざその薹軸を折り取り...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...西欧の近代文学の中軸として発展してきた一個の社会人として自立した自我の観念も...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...パリだけが文化の中軸をなしていると云えない...
宮本百合子 「木の芽だち」
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