...新機軸を出した犯罪なのでしょう...
芥川龍之介 「上海游記」
...しかしこの方向が銀河の軸と並行でなければならないとしたのは必ずしも事実と合わない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...車軸の上方へ来てはその水を水槽へこぼす...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...竹山は筆の軸で輕く机を敲き乍ら...
石川啄木 「病院の窓」
...生命の廻転する枢軸は...
田山録弥 「谷合の碧い空」
...一度は木の軸を、一度は琥珀のところを...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...青空は今南の一軸に巻き蹙(ちぢ)められ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この変換軸によって構成されるべき世界の内容が物理学的対象であることは...
戸坂潤 「科学方法論」
...別に新機軸を出だして政局の進轉を計らむとせり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...われ講釈と落語に新しき演劇風の朗読を交へ人情咄(にんじょうばなし)に一新機軸を出(いだ)さんとの野心を抱き...
永井荷風 「書かでもの記」
...生命に座標軸を課すからだ...
中原中也 「生と歌」
...即ち六方晶系とか等軸晶系とかいう風な結晶の基本的原子配列の模様の研究に比しては...
中谷宇吉郎 「雪」
...東山時代は足利時代の中軸であるからして...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...にがにがしい顔をして長い間ペン軸を噛(か)んでいたが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ビタミンBの欠乏による軸性視神経炎というもので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...軸受のところを足で蹴(け)ってみる...
山本周五郎 「季節のない街」
...しかし上杉謙信が、この一戦に!と固く期して、自己の細心を以て、敵の中軸へ直接、激突を計っていたことは慥(たし)かな目企(もくろ)みである...
吉川英治 「上杉謙信」
...シッカリと軸を掴んでいるのだ...
蘭郁二郎 「鉄路」
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