...その額の下や軸の前に...
芥川龍之介 「東京小品」
...あたかも太陽の回転軸が遊星系に対するのと同様である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...地軸(ちじく)が裂けるような一大音響をたててとうとう横たおしにたおれてしまい...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...ずっと昔私はどこかで僧心越(しんえつ)の描いた墨絵の芙蓉(ふよう)の小軸を見た記憶がある...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...世界の座標軸の変換との...
戸坂潤 「科学方法論」
...その精密なる表現が世界空間に於ける時間軸であったのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...一種の認識の検討であるというクリティシズムの枢軸は...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...床の間の軸につがいの鴛鴦が泳いでいるのは俗だが...
豊島与志雄 「慾」
...床の間の掛軸の、懐紙風(かいしふう)に認(したた)められた和歌の一首――花のいろはうつりにけりないたつらにわか身世にふるなかめせしまにここにあるべくしてある文字で、かえって当然過ぎる嫌いはあるが、さりとて、侮るべき筆蹟ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...この座標軸の選定はただどのものを静止と見るかによるばかりである」...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...フスマや掛軸に下手くそな松竹梅などを描き...
野村胡堂 「胡堂百話」
...某法眼(ほうげん)の偽物の一軸...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こう動し安定を保とうとしているうちに車軸は変な磨滅をして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...巻物の軸、紐(ひも)の装幀(そうてい)にも意匠を凝らしているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そしてたうたう軸がくされて落ちてしまつたのだらうと思つた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...役所でペン軸を持つてゐるのと同じやうに見える...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...これは一軸の巻物である...
吉川英治 「宮本武蔵」
...車輛(しゃりん)の放射状になった軸の一つにその男の掌(て)だけが...
蘭郁二郎 「鉄路」
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