...軸(ぢく)だの法帖(ほふでふ)だの画集だのが雑然と堆(うづたか)く盛(も)り上つてゐる...
芥川龍之介 「東京小品」
...自軸のまわりに回転し...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...蓋は長軸にそって両側にくぼみがあり...
石川欣一 「比島投降記」
...軸の底の方にやはり...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...両手の指は筆の軸のように細く長く...
太宰治 「新釈諸国噺」
...この転換状態の旋廻軸を注意するとしないとで...
田山録弥 「現代と旋廻軸」
...原点Oから横軸上にとられた長さ Opa', Opa'' ……は...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...次から次と運ばせる軸物のなかには...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔はマッチの軸木の頭を折ったものを使っていたのである...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...下の二重丸は、鍵の軸の太さだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...軸の前の小机には...
長谷川時雨 「神田附木店」
...小穂(学術語であって螽花(しゅうか)と称する)は穂軸に互生して二列生をなし...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...筆の軸へも喰い入ればまた竹の筆立てなども喰い荒し沢山な黄粉(糞)を製造し孔を明ける...
牧野富太郎 「植物記」
...雨は車軸を流す光景となつて...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...)其一軸を仔細申聞て仮受写畢...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又は書物の装幀や掛軸の表装などは...
柳宗悦 「和紙十年」
...実は論理も動かぬながら中心の軸を移行させつつ...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...なにかお気にさからいましたか」「この石摺(いしず)りの軸はどうしてそちが手に入(い)れた」「ああ...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??