...彼は出鱈目な言葉を口にした...
...SNSで出鱈目な噂が広まった...
...出鱈目なアイデアを出しても意味がない...
...計画が出鱈目だったため大失敗した...
...出鱈目な行動を繰り返すと周りから信用されなくなる...
...それをいい加減に出鱈目に並べさえすればいいんです...
生田春月 「聖書」
...趙太爺は見れば見るほど癪に障って二三歩前に押し出し「出鱈目(でたらめ)もいい加減にしろ...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...「貴様のいうことは出鱈目(でたらめ)だ」目賀野は再び激昂(げきこう)に顔を赭(あか)くし始めた...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...いきなり出鱈目(でたらめ)なステップを踏み始めた...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...言うことが少しく出鱈目すぎる...
豊島与志雄 「渡舟場」
...「茂ちゃん」「あい」「あんまり出鱈目(でたらめ)を歌ってはいけません...
中里介山 「大菩薩峠」
...色は白くも黒助稲荷なぞと出鱈目(でたらめ)を言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...出鱈目を相手に、精神的な何が得られよう? 斯かる時芸術家が、否応なしに逐(お)ひやられるのは風物の方へであり、世間がセチ辛くなればなる程、詩の方は却て浮世離れがして来るなぞといふことも、ありさうでないことではない...
中原中也 「詩と現代」
...全部出鱈目であります」といわれるんだ...
中谷宇吉郎 「長岡と寺田」
...またその配置が出鱈目でちょっと手の付けようがないのである...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...「泣かせるような事でも云ったのかい」「なにどうせ僕の云う事だから出鱈目(でたらめ)さ...
夏目漱石 「明暗」
...私は出鱈目に答へた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...出鱈目な人相見の癖にサクラなんか使って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この源内が出鱈目(でたらめ)などを言うと思うか」伝兵衛は...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...丘を越えた葡萄畑のほうから自棄糞(やけくそ)になって出鱈目な歌を唱っているベルナアルさんの声が春風に乗ってはっきりときこえて来るのだった...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...あなたと離れないですむなら……」どんな出鱈目でも...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...あんな出鱈目(でたらめ)な学説を堂々と発表するのはおかしい...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...この頃は全く出鱈目らしいね...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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