...彼は出鱈目な言葉を口にした...
...SNSで出鱈目な噂が広まった...
...出鱈目なアイデアを出しても意味がない...
...計画が出鱈目だったため大失敗した...
...出鱈目な行動を繰り返すと周りから信用されなくなる...
...それをいい加減に出鱈目に並べさえすればいいんです...
生田春月 「聖書」
...「法医学教室で訊くと被害者の血は一滴も残っていなかったそうですね」「莫迦(ばか)!」課長は記者の見え透いた出鱈目(でたらめ)を簡単にやっつけた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...何のかのと出鱈目の口実で小うるさく小遣銭をせびるんだが...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...出鱈目な書き方は許されまい...
太宰治 「お伽草紙」
...あのひとはご自身のそんな出鱈目に...
太宰治 「斜陽」
...あんな出鱈目(でたらめ)な生きかたをして...
太宰治 「新ハムレット」
...「僕は馬場みたいに出鱈目を言ふことはきらひですねえ...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...出鱈目(でたらめ)の教育をつづけて受けて居りましたが...
太宰治 「千代女」
...仕方なしに、もう出鱈目で、「前に聳え後(しりえ)に望む、一夫関に当れば、万夫も通さず、かくこそありけめ往時の武夫」とやったが、節も文句も出鱈目で、僅に自信のあるのは前の三句に過ぎない...
田中英光 「箱根の山」
...物価が出鱈目な点でも...
谷譲次 「踊る地平線」
...文法的に云ったらば殆ど出鱈目(でたらめ)じゃあないんですかな」「そうだよ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...あまり出鱈目だというのでわざわざ満州国にまで押し渡って先方の当局にねじ込んだり...
戸坂潤 「社会時評」
...即興の出鱈目(でたらめ)が一首...
中里介山 「大菩薩峠」
...大坂の山城屋と言ったのは全くの出鱈目(でたらめ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出鱈目などをいって済ませるような問題とわけが違う...
久生十蘭 「魔都」
...あんな人騒がせな出鱈目を創作して...
夢野久作 「少女地獄」
...この頃は全く出鱈目らしいね...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...金の事は申し上げてしまわなかったのかなあ』『出鱈目(でたらめ)を云い通したんでしょう...
吉川英治 「魚紋」
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