...てんでに椅子をすり寄せながら...
芥川龍之介 「魔術」
...着物はてんでに着てしまって出掛ける...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...六人は、てんでに、懐中電灯を、そのほらあなの、正面の岩かべに、ふりむけました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...十人が十人とも、てんでに、いろいろなものにばけています...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...てんでに這い出して来て...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...虚子氏の前で手品使ひのやうにてんでに雉子を鳴かせたり...
薄田泣菫 「茶話」
...てんでに一本二本と瓶をかかえてお帰りのところであった...
太宰治 「十二月八日」
...」てんでにいい加減な事を言って...
太宰治 「新釈諸国噺」
...てんでに呼んでみるが...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...」小僧はてんでに女の悪口(あっこう)を言い出した...
徳田秋声 「新世帯」
...彼らは とんだことをした といふ顔つきでてんでにすばやく身をひいて「おいらのせゐぢやなーいと 三年烏のせーゐだ」といひいひ遠方から心配さうに様子をみてゐる...
中勘助 「銀の匙」
...てんでに里へ帰って真黒になって稼ぐのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...てんでに歯を剥いてそれに喰(くら)ひついた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...てんでにお捻りをチャブ台の上へ並べてくれた...
正岡容 「寄席」
...てんでに一きれずつ分けた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...てんでにすきな方へ向いて...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
...てんでに汚れた風呂敷包(ふろしきづゝみ)の弁当を腰にぶら提げたり...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...てんでに出て何か買って来て...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
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