...むりに八時出立する...
種田山頭火 「行乞記」
...早く出立するつもりだつたが...
種田山頭火 「行乞記」
...・煙幕ひろがつてきえる秋空・突撃しようす(マヽ)る空は燕とぶ・タンクがのぼつてゆくもう枯れる道草・鉄兜へ雑草のほこりがふく改作追加・はてしない旅もをはりの桐の花・晩の極楽飯、朝の地獄飯を食べて立つ九月十九日曇、小雨がふつてゐるが、引き留められたけれど、出立する、私としては長い滞在であつた、大山夫妻の心づくしはいつまでも忘れないであらう、忘れられないであらう...
種田山頭火 「行乞記」
...身心あらたに出立する...
種田山頭火 「旅日記」
...私が山の方に出立するまで彼女は多くは主人の方にいっていたが...
近松秋江 「狂乱」
...僕が出立するからって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...死ぬことはすなわち出立することである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お絹が持っている唯一の信念から出立するということに帰着しますので...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度は本式に名古屋を出立することに決めてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...芸術は平等観から出立するのではない...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...然るに無造作に因襲的論理の立場から出立する人は...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...急に出立するようになったのは...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...しかるにそれが現実から出立するというとき...
三木清 「哲学入門」
...今日住替へに出立するんだよ...
三好十郎 「地熱」
...そのまま出立することにした...
山本周五郎 「風流太平記」
...「――十六日のお時刻は」「卯(う)の刻に出立する」「その朝の鐘は...
吉川英治 「親鸞」
...竈へ火がはいるのを見届けてから出立するがいい」「そうですね...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...いよ/\明日出立するといふ前の晩...
若山牧水 「古い村」
便利!手書き漢字入力検索