...さう/\として出立する...
種田山頭火 「行乞記」
...私が山の方に出立するまで彼女は多くは主人の方にいっていたが...
近松秋江 「狂乱」
...私たちはここを出立することになるだろうからって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかるに今「出立する」という言葉は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...沢井へ向って出立すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁信の奴がこの鳴動の真只中を出立するとは...
中里介山 「大菩薩峠」
...これから出立するつもりでありますが...
夏目漱石 「創作家の態度」
...我々は個人的主観から出立する...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...対象認識の立場から出立する人は...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...然るに無造作に因襲的論理の立場から出立する人は...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...私が出立する前から世の中の様子を考えて見るとゞうせ騒動がありそうな事だと思(おもっ)て居たから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...一週間以内に出立する内規だつたから...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...それを確立しようとする欲望から出立することは小林多喜二の日記を見てもわかる興味深い事実である...
宮本百合子 「落ちたままのネジ」
...宇平の二人は出立することが出来るのである...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...十兵衛は出立するまえに訪ねて来て...
山本周五郎 「あだこ」
...出立する日の早朝...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...「出立するぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...――ではお前さん達も先へ出立するがよい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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