...裏の田圃に毎夜八つ九つ出歩くこの頃...
伊藤左千夫 「春の潮」
...滅多に外を出歩くこともできないような気持がする...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...それ以来政雄は夜も出歩くようになった...
田中貢太郎 「女の怪異」
...暑い時分にそうそう出歩くことも出来ないし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...老人が若者に手をひかれて出歩く...
種田山頭火 「行乞記」
...その醜い顔は中心区をよく出歩く者なら誰でも見覚えがあるはずだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...今では二人でちょいちょい出歩く均平の顔は...
徳田秋声 「縮図」
...そんなに出歩くわけにもゆくまい...
豊島与志雄 「自由人」
...男が留守をして女が必ず出歩くというようにしてもよいだろう...
豊島与志雄 「都会に於ける中流婦人の生活」
...こうしてぶらりと出歩くのが楽しみになりました...
豊島与志雄 「楊先生」
...兵馬は自分も夜な夜な出歩くことが多いことによって...
中里介山 「大菩薩峠」
...Oは出歩くため金が又すぐ無くなつてしまふなどと妻が云ふからだ...
二葉亭四迷 「嫉妬する夫の手記」
...二人が出歩くのは...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...下駄べらしに出歩くばかりが能だというし...
矢田津世子 「凍雲」
...その囚人が時々外を出歩くことがあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...紫の頭巾で暗(やみ)の夜を出歩く時のかの女とは...
吉川英治 「江戸三国志」
...暇あるごとに江戸見物に出歩くついでに...
吉川英治 「江戸三国志」
...しかし軽井沢に避暑している人たちがまさかこんな日に出歩くとは思わなかった...
和辻哲郎 「寺田さんに最後に逢った時」
便利!手書き漢字入力検索