...滅多に外を出歩くこともできないような気持がする...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...外を出歩く時雨上りの泥水の中をざぶざぶと徒渉(かちわた)りしても...
薄田泣菫 「独楽園」
...老人が若者に手をひかれて出歩く...
種田山頭火 「行乞記」
...出歩く道がわかればわなを掛けるといいそうであるがその道がなかなかわからないと言う...
寺田寅彦 「小浅間」
...今では二人でちょいちょい出歩く均平の顔は...
徳田秋声 「縮図」
...ひよい/\出歩くいつもの癖だくらゐに思つてゐたが...
徳田秋声 「のらもの」
...父が就職口を探しに出歩く時なんか...
豊島与志雄 「黒点」
...何処へともなく出歩くのだった...
豊島与志雄 「月かげ」
...こうしてぶらりと出歩くのが楽しみになりました...
豊島与志雄 「楊先生」
...夜分なんの用事かこうして出歩く人が...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬は自分も夜な夜な出歩くことが多いことによって...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等は別に目的があって出歩くものに違いありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...いろいろの事を調べたはずだな」「ヘエ」「あの男には何にか変った事がなかったのか」「変った事というと」「外へ出歩く癖とか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僕は女の出歩くの厭だな...
林芙美子 「或る女」
...里子は平気で外へ出歩くやうになつてゐた...
林芙美子 「瀑布」
...何処に一処に出歩くでもなく...
牧野信一 「貧しき日録」
...物見に出歩くじゃ無し...
三好十郎 「おりき」
...そうでなければ出歩くばかりだ」「すると...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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