...いつも少し出来過ぎて居て...
會津八一 「菊の根分をしながら」
...お上品に出来過ぎて了(しま)つて...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...皆余りに出来過ぎている...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...初めてそこに幸福というものが……」「それはお前にしては出来過ぎたほどの思いつきだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...尾崎氏としては少し出来過ぎてゐるやうだが...
薄田泣菫 「茶話」
...余りに其の学科が出来過ぎて...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...肉体は出来過ぎるほど出来ている...
中里介山 「大菩薩峠」
...すべて考え出す時には骨の折れるものであるから猿股の発明に十年を費やしたって車夫の智慧(ちえ)には出来過ぎると云わねばなるまい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...吉弥は十四にしては出来過ぎたほう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つまんないことを云つてゐるうちにすつかり火が出来過ぎてしまつたぢやないの...
牧野信一 「南風譜」
...この方が煮たのよりも味が良(い)いようです」第二百三十二 赤茄子ジャム玉江嬢「私どもでも今年はトマトの苗を買って植えましたが沢山出来過ぎると始末(しまつ)に困(こま)りますね」お登和嬢「イイエ...
村井弦斎 「食道楽」
...)麻の襦袢(じゅばん)の陰気男のお前にはちと出来過ぎた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...人間の畸形(きけい)にも不具と出来過ぎとが確かにある...
柳田国男 「山の人生」
...この辺の医者の摺(す)れっ枯(か)らしにしてはチット出来過ぎているな」「そうかも知れん...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...頭が素敵にデリケートで学問が出来過ぎたり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……出来過ぎた処がある……ダレた処がある……ああでもない...
夢野久作 「能とは何か」
...出来過ぎている所業――)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...道理で余りいうことも出来過ぎていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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