...いつも少し出来過ぎて居て...
會津八一 「菊の根分をしながら」
...お上品に出来過ぎて了(しま)つて...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...贋物にしては出来過ぎていますよ...
大阪圭吉 「闖入者」
...尾崎氏としては少し出来過ぎてゐるやうだが...
薄田泣菫 「茶話」
...余りに其の学科が出来過ぎて...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...誰が島田を」「それは誰だか存じませんが……あまり技(わざ)が出来過ぎますると...
中里介山 「大菩薩峠」
...富樫(とがし)にしちゃあ出来過ぎてらあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...肉体は出来過ぎるほど出来ている...
中里介山 「大菩薩峠」
...何にしてもこれはIの主人にしちゃ出来過ぎだ...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...すべて考え出す時には骨の折れるものであるから猿股の発明に十年を費やしたって車夫の智慧(ちえ)には出来過ぎると云わねばなるまい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...吉弥は十四にしては出来過ぎたほう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道理でお前にしちや出来過ぎてると見たんだが...
牧野信一 「淡雪」
...つまんないことを云つてゐるうちにすつかり火が出来過ぎてしまつたぢやないの...
牧野信一 「南風譜」
...人間の畸形(きけい)にも不具と出来過ぎとが確かにある...
柳田国男 「山の人生」
...頭が素敵にデリケートで学問が出来過ぎたり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……出来過ぎた処がある……ダレた処がある……ああでもない...
夢野久作 「能とは何か」
...出来過ぎている所業――)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...道理で余りいうことも出来過ぎていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??