...思わず出来心で買ってしまった...
...出来心から彼女に告白してしまった...
...あの時の出来心は今でも後悔している...
...出来心で手紙を書いてしまった...
...出来心から飛び込んで大怪我をした...
...ふとした一時の出来心から...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...只(ただ)一場(いちじょう)の出来心に過ぎないのである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...ふとした出来心から岡に対していった言葉が...
有島武郎 「或る女」
...それも独寝の床に人間並(ひとなみ)の出来心を起した時だけの話...
石川啄木 「赤痢」
...ぐっすり寝込むにはまだ早過ぎる中途半端な今の「出来心」を思うと...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...自分の出来心に夢中になっていた...
豊島与志雄 「或る素描」
...女の理性がたいていは屈服しがちな不条理下劣な出来心...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...出来心って奴があるんだ...
直木三十五 「南国太平記」
...出来心でどんなところへひっかかってしまうかわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほんの出来心でおましてな...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり浮気娘が出来心で...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜風に吹かれて庭を歩いたのは出来心ですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出来心に負けた哀れな人達ですね」「ゆうべオールドチェスター刑務所で事故があったのじゃないですか」とトレナー氏が訊(き)いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...裏庭へ侵入したのは咄嗟の出来心か...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...人の出来心を利用しようとする者には...
三木清 「人生論ノート」
...ズット前からの出来心も御座いましょうよ...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...そのむかっ腹がした出来心でございます」「なに...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...まったく出来心に他(ほか)ならないといい...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索