...思わず出来心で買ってしまった...
...出来心から彼女に告白してしまった...
...あの時の出来心は今でも後悔している...
...出来心で手紙を書いてしまった...
...出来心から飛び込んで大怪我をした...
...出来心に自分を征服してみようと企てたばかりなのだ...
有島武郎 「或る女」
...ほんの物好きな出来心だったから...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...一時の出来心に任せて...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...ぐっすり寝込むにはまだ早過ぎる中途半端な今の「出来心」を思うと...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...かりそめの出来心がさせた戯れとのみ軽く思っていたこの竹の画は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...このまま出かけましょう」「出かけましょう」二人はこの場の出来心――というよりも...
中里介山 「大菩薩峠」
...多分、浮気者の源吉が、ほんの出来心で、たった一度ふざけたのだろうが、醜女(しこめ)のお越にとっては、命がけの事だった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これが増長慢心した泥棒風情(ふぜい)の芸事のせいで済むでしょうか」「…………」「貧の盗みや出来心の盗みならともかく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...流しや出来心で入った泥棒ではあるまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出来心がわかんともかぎらんけ...
火野葦平 「花と龍」
...それこそほんの出来心だったのだが...
正岡容 「わが寄席青春録」
...旅における漂泊の感情がそのような出来心の根柢(こんてい)にある...
三木清 「人生論ノート」
...それはごくほんの一寸の出来心で世間知らずの娘が一寸したことで死にたい死にたいと云って居ながら死なないで居ると同じな事でやっぱりそれを実行するほどすんだ頭をもって居なかった...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...「出来心のようにあなたは思うでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「出来心的な軽率な相談を持ちかける者だとお思いになるのがかえって当然なような...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この間はきっと出来心ですよ...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...嫉妬や出来心に悩むとき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ズット前からの出来心も御座いましょうよ...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
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