...この道筋に在る者は大概他人(ひと)の真面目(じがね)を見出すことが出来る...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...大きな兵力をつけることが出来ると思ったのだった...
海野十三 「火星兵団」
...鯨の背(せな)を利用する事の出来る賭博打(ばくちうち)は飛行機の席(シート)も利用する事を知つてゐる筈だ...
薄田泣菫 「茶話」
...いい仕事の出来るように...
太宰治 「風の便り」
...出来るわけはなかった...
太宰治 「花火」
...出来るだけ思いがけないことを...
谷譲次 「踊る地平線」
...西鶴は『箇』に住した作家だと言ふことが出来る...
田山録弥 「西鶴小論」
...これらの解法を一つに結合することも出来る...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...お世話が出来ることやら出来ぬことやら...
徳田秋声 「足迹」
...却って吾々は任意の常識概念の或る一面をとり出して常に之を物理学の対象とすることが出来る訳である...
戸坂潤 「科学方法論」
...異議と曖昧とに出会うことなくして或る理論を追跡することが出来るか否か――誘導性を有つか否か――...
戸坂潤 「科学方法論」
...何にも分らぬくせに抒情だけはどうした拍子でか出来る人間のことだ位に考へてゐるのが一般の有様であり...
中原中也 「我が詩観」
...落下途中風などのために自然にその分離が起ると三花の結晶が出来るのである...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...「出来る積りです」と確(しっか)り答えた...
夏目漱石 「それから」
...よい大気は自由自在に吸ふことが出来る...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...不完全ながら諸科目ともに邦語をもって講義をすることが出来るようになったのであった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...出来ることもありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...二本位で大きい屋根を持つことの出来る柱だから...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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