...大金儲けが出来るからね...
芥川龍之介 「アグニの神」
...自由自在に弄(もてあそ)ぶことが出来る...
芥川龍之介 「二人小町」
...そこで彼等は労働しないでもその秘伝のお蔭によつて生活が出来る様になります...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...□雑誌をもつと小さくしろと云ふ忠告を度々受けますけれど私としては成べく現在のまゝに続けてゆきたいと思ひますので出来る丈け働いて...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一六年二月号)」
...何が出来るだろう...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「今年の抱負」
...華やかに世に浮び上る事が出来るぞと...
太宰治 「新釈諸国噺」
...それで十分に自分の心をその昔の人達に雑り合はせることが出来るやうな気がした...
田山録弥 「半日の閑話」
...之によって日本的現実のもつ日本固有の独特な特色も初めて正確に検出出来る...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...もしそれが単に〔無産派的なら〕いつでも之に代わって採用されることが出来るに相違ないからである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...人間生活の要素をどう改良したら好いかと云ふ事を考へて見る事が出来る...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...お稽古が充分出来るのが楽しみだと...
豊島与志雄 「操守」
...明かにすることが出来る...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...「出来る積(つもり)です」と確(しつか)り答へた...
夏目漱石 「それから」
...その人は描いた功徳(くどく)に依って正(まさ)に成仏(じょうぶつ)することが出来る...
夏目漱石 「模倣と独立」
...後世の「い」の仮名で書かれた音に当るものは奈良朝では「伊」「以」の類で書かれた音であるということが出来る...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...滓(かす)のこびり付いていない教義をも覗(のぞ)いて見ることが出来る...
森鴎外 「かのように」
...腕のほうは出来るらしいが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...天平時代の数多い荘大な金堂を想像して見ることが出来る...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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