...なかなか出来すぎたものだね」X大使は...
海野十三 「地球要塞」
...杉山氏へのわが寛大の出来すぎた謝辞とを思い合せて...
太宰治 「創生記」
...お前にしたらこの絵エうもう出来すぎてるなあ」と...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...出来すぎたやうだけれど出来るものはそれでよからう...
種田山頭火 「其中日記」
...事物の一面的・半面的理解は少くとも真理であることが出来す...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...出来すぎた案だと思ったのに...
戸坂潤 「社会時評」
...何を仕出来すか分らない気がしましたし...
豊島与志雄 「食慾」
...自分はどんなことを仕出来すか分らないという恐怖が湧いた...
豊島与志雄 「古井戸」
...裁許掛見習などを勤めて、四角張って、調伏の、陰謀のと、猫の額みたいなことに騒いでいる奴の娘にしては、出来すぎじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...つまりあの聖像はあんまりよく出来すぎたのよ...
長與善郎 「青銅の基督」
...目次を見ると「交友における文学者の心得」とか「出版者の待遇法」など、六十五年も昔の本にしては、出来すぎである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ちょうどこんなふうにうまく出来すぎていて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...主人の淫慾をそそるとは出来すぎたやつだ...
久生十蘭 「無月物語」
...今度はあまり出来すぎていて...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...何だかあまりよく出来すぎた話だけれども...
柳田国男 「故郷七十年」
...雷怯子(らいきょうし)の義弟としては出来すぎている程だ」と...
吉川英治 「三国志」
...どうもただの烏合(うごう)の衆(しゅう)にしては出来すぎている...
吉川英治 「私本太平記」
...余りにも不出来すぎるのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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