...おりふしその姉の嫁している山本という家の主人が目付をしていたのが常府を命ぜられて出府したので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...御出府になるぞ」「駄目か」有村が...
直木三十五 「南国太平記」
...江戸への御出府や...
中里介山 「大菩薩峠」
...同日奥詰出府之所在番」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御隠居様御不快為御看病東京府出府被仰付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...このなかで松崎平馬は五日まえに高松から出府して来た者だった...
山本周五郎 「新潮記」
...紀伊家から老中へ「左近将監頼興の出府願い」が呈出された...
山本周五郎 「風流太平記」
...いちど和歌山から出府した形式で...
山本周五郎 「風流太平記」
...「では出府する気だ」――また同じ二十九日には...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼は任期を早めて出府したが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...私は出府するまえに松山どのと会いました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...国詰でありながら召されてしばしば江戸へ出府するくらい...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...出府の心でおりました」「では...
吉川英治 「私本太平記」
...先ごろ御出府の件も...
吉川英治 「私本太平記」
...いずれ一夜は京都のつもりですから」「せっかくたまたまの御出府でしたのに...
吉川英治 「新書太閤記」
...然し、どっちにしても、かねがね彼(あ)のまま指を咥(くわ)えて黙視(もくし)しては居まいと考えていた大牟田公平が、出府して、自分たち夫婦の居所を突きとめているからには、これはもう、無言の果し状をつけられているのも同様である...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...そう願いにかけて出府して来たのである』彼のことばは...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...こんどのご出府には...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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