...そうかと云ってこっちから出向くのも厄介(やっかい)である...
芥川龍之介 「田端日記」
...今にも来そうで、出向く気もせず...
泉鏡花 「悪獣篇」
...こちらへ出向くから青森まで迎へに來いとあつたのです...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...係りの巡査が出向くという返事であったが...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...此較的人種に区別をおかぬ東部へ出向く考に候...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...君のことを尋ねに出向くとひどく機嫌を悪くして...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...「聖ルークへ出向く頃合いだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...来年の春そちらへ出向く折に詳しく相談したい...
豊島与志雄 「画舫」
...その騒ぎの方へ出向くことを躊躇(ちゅうちょ)しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角は度胸をきめてその方に出向くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...もしあちらへ出向く機会がありました節は...
中里介山 「大菩薩峠」
...順一は手ぶらで五日市町の方へ出向くことはなく...
原民喜 「壊滅の序曲」
...ビビイのところへ出向くと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...すぐに、出向くと、あらかじめ人を払っていた菊之丞が、「案じることもいらなんだな」と、まず、讃めてくれるのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...出向く」「しからば...
吉川英治 「三国志」
...そんな所へ出向くのはまあ真ッ平だな」「ではどうしても」「む...
吉川英治 「私本太平記」
...他の者を従者として洛中へ出向く日もある...
吉川英治 「新書太閤記」
...急命を帯びて出向く者でござる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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