...出会いがしらにすぐそないいうのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...ちょうど出会いがしらに...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...出会いがしらです...
吉川英治 「江戸三国志」
...櫓下附近で出会いがしらに訊ねた...
吉川英治 「黒田如水」
...出会いがしらにバッタリ顔を見合せた...
吉川英治 「剣難女難」
...過って出会いがしらに...
吉川英治 「三国志」
...山蔭の出会いがしらに...
吉川英治 「私本太平記」
...門前での出会いがしらだった正成は...
吉川英治 「私本太平記」
...出会いがしらに寧子(ねね)が姿を現わしたので...
吉川英治 「新書太閤記」
...さて、よい折に」本丸の大書院前で、出会いがしら、こう初春らしい声で、御慶(ぎょけい)を陳(の)べおうている諸侯があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...辻の出会いがしらに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして町中の孔子(こうし)さまの社(やしろ)まで来ると、汚い細路次の蔭から、一見居職(いじょく)とわかる猫背の男がヒョコヒョコ出て来て、出会いがしらに、「おお蕭譲じゃねえか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...殿は』出会いがしらに顔を見合った側用人(そばようにん)の片岡源五右衛門に訊ねた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...すると、出会いがしらに、『左右田、何処へゆくのか』『おッ、木村丈八か』『何か火急に』『いや後で話す』せわしげな眼で、往来を見廻しながら、孫八郎は隣家の本多家の長い塀の端れまで駈けて行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...出会いがしらの目を避(よ)けて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「あっ? ……」出会いがしら?ひとりの虚無僧が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「あっ……」出会いがしらのことである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お通さあん!」出会いがしらに柑子坂(こうじざか)の上から降りてきた編笠の人があった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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