...彼女はその小説を書いてから「出世作」となった...
...映画監督のあの作品は、彼の「出世作」だ...
...彼はこの件での成功が、自分の「出世作」となるだろう...
...彼のビジネスは、そのアイデアが「出世作」だと言える...
...彼の最初の小説は皆が「出世作」と認めた...
...時期はちようど山中がその出世作と目されている一連の作品を出していたころだろうと思う...
伊丹万作 「人間山中貞雄」
...『新著百種』の第一篇たる『色懺悔(いろざんげ)』は紅葉の出世作であった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...巌谷の伯父さんの出世作は『我楽多文庫』の創刊号から巻頭を飾った「五月鯉(さつきごい)」であった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...小劍の出世作は、たいていの人に知られてゐるやうに、大正三年の一月の「ホトトギス」に出た『鱧の皮』である...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...アンドレエフの出世作といわれる短篇に好例がある...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...Mはんの出世作は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...ケッラアマンの出世作は『トンネル』(千九百十三年)であつて翌年には既に百十版を重ねてゐる...
成瀬無極 「「トンネル」に就いて」
...ストラヴィンスキーの出世作でお伽噺(とぎばなし)の舞踊劇だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「ラプソディー・イン・ブルー」は出世作だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...心魂を打ち込んで刻んだ出世作で...
野村胡堂 「踊る美人像」
...出世作「三日月」で...
野村胡堂 「胡堂百話」
...その出世作「カナリア殺人事件」の重大な詭計(トリック)は...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...出世作「恋愛曲線」があらわれて...
平林初之輔 「小酒井不木氏」
...とき/″\赤土がながれて来て色が変るんです」長田幹彦出世作たる「旅役者」は...
正岡容 「落語家温泉録」
...私の出世作とも更正作ともなったことを思えば...
正岡容 「わが寄席青春録」
...長田幹彦先生の出世作「旅役者」で...
正岡容 「わが寄席青春録」
...百穗さんの出世作だつたといふ...
吉川英治 「折々の記」
...例の百穗氏にとつては思ひ出の多い記念すべき出世作の――鴨だけが...
吉川英治 「折々の記」
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