...わたしは一そ彼女を待たずに散歩に出ようかと思ったりした...
芥川龍之介 「夢」
...雲の外に出よう」雲の外に出ようといっても...
海野十三 「怪塔王」
...ビイチヤアは上機嫌で教会を出ようとした...
薄田泣菫 「茶話」
...そして私自身も航海に出ようとしているのだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...「じゃ出よう...
太宰治 「火の鳥」
...幽霊なぞというそんな莫迦(ばか)なものの出ようはずもないことでございました...
橘外男 「蒲団」
...「23」はその晩の二十三に見限(ミキ)りをつけてキャジノを出ようとしていました...
谷譲次 「踊る地平線」
...リリーは窮屈な籠(かご)の中から直(す)ぐには外へ出ようとせずに...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...床を離れて茶の間へ出ようとすると...
徳田秋声 「新世帯」
...決して彼らはその外に出ようとしない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...にせものが百人出ようとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...出(で)よう出ようと思っても...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そうしてあの事件以来、名乗って出よう、名乗り出なければならない、と思っては、それをなし得ず、又自決することも出来ないで、時をすごしてしまったのでした...
浜尾四郎 「正義」
...玄関から表へ出ようとすると...
久生十蘭 「魔都」
...正面扉から出ようとした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...日比谷の陶々亭を出ようとしたら雨になっていたので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その頭をぬきん出ようとしてそれだけ尻尾を出しているようなものだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「家を出ようとするときに来て...
山本周五郎 「竹柏記」
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