...棲家を作るために引っ越した...
...彼女は自分の棲家を整えるのが好きだ...
...彼の棲家は天井が高く、広々としている...
...最近は自然素材を使った棲家が注目されている...
...引越しをするときは、新しい棲家が快適であることが大切だ...
...彼等の潜伏する場所として屈強の棲家(すみか)だと点頭(うなずか)れるのだから...
岩村透 「不吉の音と学士会院の鐘」
...そのまま蜘蛛(くも)の棲家(すみか)に委(ゆだ)ねてしまったものだろう...
海野十三 「疑問の金塊」
...北海道は盗賊の棲家だという言葉があったが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...エノック・アーデンにある鳥の巣のやうな棲家といふそのネストライクといふ形容詞が思ひ出されて羨ましいと思つたが...
高濱虚子 「俳諧師」
...つゐの棲家ではあるまいか(私のやうな人間には殊に)...
種田山頭火 「行乞記」
...鳥やけものの棲家(すみか)は荒されるし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...一つ家(や)がありさえすれば鬼の棲家(すみか)だと想像する自分の頭脳(あたま)の御粗末さ加減に呆(あき)れ返る...
中里介山 「大菩薩峠」
...今でも彼らのよい棲家らしい...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...仮令(たとえ)山賊の棲家であろうとも...
野村胡堂 「江戸の火術」
...茅葺の山家は壁がぬけて蜻蛉や飛蝗(ばった)の棲家になり...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...悪鬼の棲家に迷い入り...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...自分の思ひ通りの棲家につくらうといふのが...
牧野信一 「冬物語」
...どうしても絶対に火事の危険性のない処というのでこの東大泉の田舎の雑木林のまん中に小さな一軒家を建ててわれわれの永遠の棲家としたのです...
牧野富太郎 「植物記」
...太古以来生き残っている原人の棲家(すみか)かも知れない……なぞと云い出す凝(こ)り屋(や)も居る...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...とにかくここをしばらく仮の棲家(すみか)とすることが出来たのは幸いである...
横光利一 「夜の靴」
...彼等の身長にはひくすぎるその棲家は...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...ゴオドは船乘り等のゐなくなつたこの哀れな棲家の娘になつてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...路地の日陰を自分のゆるされた棲家(すみか)として...
吉川英治 「松のや露八」
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