...棲家を作るために引っ越した...
...彼女は自分の棲家を整えるのが好きだ...
...彼の棲家は天井が高く、広々としている...
...最近は自然素材を使った棲家が注目されている...
...引越しをするときは、新しい棲家が快適であることが大切だ...
...鳥獣かつその棲家(すみか)を認むいわんや人においてをや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...彼はよく名探偵が大胆にも賊の棲家(すみか)に忍びこむところを小説に書いたことがあったけれど...
海野十三 「軍用鼠」
...水神淵と云へばこゝらで一番のギギウの棲家だつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...霊魂(たましい)の安息する棲家(すみか)を引っ掻(か)きまわされて...
近松秋江 「うつり香」
...水鶏(くいな)の棲家(すみか)になる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...凡てが自分自身の棲家に籠るのである...
豊島与志雄 「秋の幻」
...――あこがれとは波を棲家として時の中に故郷を持たないこと……そうして...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...お父様は終の棲家へ然るべく導かれることでしょう〉彼は門番部屋で彼女宛に一筆書いた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...夏は飛蝗(ばった)や蜻蛉(とんぼ)の棲家(すみか)になろう...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...棲家をも「鈍魚庵」とした次第である...
火野葦平 「ゲテ魚好き」
...悪鬼の棲家に迷い入り...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...蝙蝠(かうもり)や梟の棲家(すみか)になつた夢を...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...イートゥン氏はその『トルコ帝国誌』Account of the Turkish Empire. において曰く、七五、〇〇〇人のクリスト教徒はロシアによりクリミアから移住させられ、ノガイ韃靼人が抛棄した地方に送られたが、しかし家が出来ないうちに冬となり、その多くのものは、地中に穴を掘り、何でも手に入り次第これで覆いをして住む外に、棲家とてなく、その大部分は死んでしまった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...棲家(すみか)をもうつし...
森鴎外 「舞姫」
...太古以来生き残っている原人の棲家(すみか)かも知れない……なぞと云い出す凝(こ)り屋(や)も居る...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...とにかくここをしばらく仮の棲家(すみか)とすることが出来たのは幸いである...
横光利一 「夜の靴」
...山岳は惡魔の棲家ではなくして...
吉江喬松 「山岳美觀」
...シーンとして狐狸(こり)の棲家(すみか)かと思われるくらい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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