...出ばなをくじかれた形で...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...少し変った思い出ばなしをします...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一夕(いっせき)独逸(ドイツ)廃帝と快諾して思い出ばなしを聞く...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼自身の家庭生活の思い出ばなしだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...山茶も出ばなといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...その人が年をとつてからの思ひ出ばなしに...
長谷川時雨 「下町娘」
...娘ざかりは山茶も出ばなの色ふかく...
樋口一葉 「花ごもり」
...その出ばなを挫(くじ)くように云った...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...行軍の苦しさは出ばなにある...
吉川英治 「上杉謙信」
...折角もくろんで来た馬券合資会社の出ばなを折られた気がして...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...張翼は司馬懿の出ばなへぶっつかって戦え...
吉川英治 「三国志」
...またはその日の予想(よそう)や往年(おうねん)の思い出ばなしなどで...
吉川英治 「神州天馬侠」
...勝入(しょうにゅう)のおもい出ばなしに夜を更(ふ)かした...
吉川英治 「新書太閤記」
...義父(ちち)の思い出ばなしだけは...
吉川英治 「新書太閤記」
...こう思い出ばなしのみ辿(たど)っていては限(き)りもない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...源九郎様へお目通りしたくございません」「そう出ばなを取られては」と...
吉川英治 「源頼朝」
...もう関ヶ原の役も五年前の思い出ばなしに過ぎない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...敵の出ばなを挫(くじ)き...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索