...またこの人の家には書生がよく出はいりしたが...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...六人の人が出はいりする前に...
有島武郎 「親子」
...この建物から夜のあいだに出はいりすれば...
海野十三 「超人間X号」
...戸のかぎ穴から出はいりしていたことがわかりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...そこは年がら年中鶏が出はいりする通路になっていた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...売店に出はいりする客を数えたら大変な人になる...
高浜虚子 「丸の内」
...そして村の人で桐沢台の別荘へ親しく出はいりしていた人といえば...
橘外男 「逗子物語」
...それがヴァローダ商会に出はいりしてカパディア氏らとたびたび話をしているうちに...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...若い男や女が出はいりするので...
田山花袋 「田舎教師」
...鉄格子の目からはどんな小さな生物もあえて出はいりできそうにも思えなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...小説修業の女弟子などが出はいりするのが...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...右手の隅の方に驛員の出はいりしている改札口があった...
林芙美子 「おにおん倶樂部」
...夜中になっても人が何時までもそうぞうしく出はいりをしている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...夜中になっても人がドタドタ出はいりしている...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...向かいの山寺に人の出はいりすることもあったのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その人々が入り代り立代り出はいりしていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...熊の出はいりしそうな戸をあけて...
吉川英治 「江戸三国志」
...召使が出はいりして...
吉川英治 「治郎吉格子」
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