...猪熊のばばの家へ出はいりをした...
芥川龍之介 「偸盗」
...犯人は事務所へ出はいりしたことが分かった...
海野十三 「超人間X号」
...そして大ぜいの人が出はいりし...
海野十三 「超人間X号」
...魔人が出はいりする時だけ...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...その一室に平均十人と見て一万人近くの人が毎日出はいりするわけある...
高浜虚子 「丸の内」
...売店に出はいりする客を数えたら大変な人になる...
高浜虚子 「丸の内」
...沢山の人の出はいりに便宜なようにハンドルが細引か何かでしばりつけてあって一枚の戸が開いている...
高浜虚子 「丸の内」
...出はいりの誰かれとみんな知合いとみえ...
谷譲次 「踊る地平線」
...朝から晩までごたごたと人が出はいりするのが例であるが...
田山花袋 「田舎教師」
...鉄格子の目からはどんな小さな生物もあえて出はいりできそうにも思えなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...夜中になっても人が何時までもそうぞうしく出はいりをしている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「……お前がここへ出はいりするのを見られると...
久生十蘭 「金狼」
...ときおり何かの花などを手にした裸か足の童がいまは其処から勝手に出はいりしている様子だった...
堀辰雄 「曠野」
...その数カ月前から立派な白髯(はくぜん)の老人がいつも大きな花束をかかえて屡(しばしば)その家に出はいりしていたが...
堀辰雄 「三つの挿話」
...この三斎屋敷に出はいりをするような奴は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「この屋敷へ出はいりして...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...その人々が入り代り立代り出はいりしていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...出はいりする様子や...
吉川英治 「治郎吉格子」
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