...猪熊のばばの家へ出はいりをした...
芥川龍之介 「偸盗」
...屋根から出はいりしたと申したわけではありません...
江戸川乱歩 「影男」
...魔人が出はいりする時だけ...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...ネズミの出はいりする穴さえありません...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...付近の原っぱや畑から自由に並木道に出はいりでき...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...出はいりなく平らに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その一室に平均十人と見て一万人近くの人が毎日出はいりするわけある...
高浜虚子 「丸の内」
...売店に出はいりする客を数えたら大変な人になる...
高浜虚子 「丸の内」
...沢山の人の出はいりに便宜なようにハンドルが細引か何かでしばりつけてあって一枚の戸が開いている...
高浜虚子 「丸の内」
...若い男や女が出はいりするので...
田山花袋 「田舎教師」
...鉄格子の目からはどんな小さな生物もあえて出はいりできそうにも思えなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...陽炎のたつ地べたには穴に出はいりする蜂の影が小忙しく動く頃...
中勘助 「きもの」
...「……お前がここへ出はいりするのを見られると...
久生十蘭 「金狼」
...一々出はいりするたんびに...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...向かいの山寺に人の出はいりすることもあったのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ネコが出はいりできるくらいの穴(あな)があいていました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...伝九郎のような人間が出はいりしているのに...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...その人々が入り代り立代り出はいりしていた...
吉川英治 「上杉謙信」
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