...須らく形迹に就(つ)いて以て情實を討(たづ)ね出だすことを要すべし...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...又それからル・ボン自身がどのように俗流的な無責任な結論を引き出だすか...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...其の最初の目的が決して閣下の内閣を造り出だすに在りと信ずるものに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...巍然一頭地を出だす所以のものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...局外より侯を救ひ出だすの手段を取らむと欲するものゝ如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...新しい不合理な点をいくつか見出だすように努めよう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...国民は少しも手を出だすべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...なんらの事故あるもけっしてみずから手を出だすべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...かく無疵(むきず)なる聖賢を造り出だすべきや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...工商の細事にいたるまでも政府より手を出だすの有様なれば...
福沢諭吉 「学問の独立」
...これ子(し)が俳諧の郷なり(略)蕪村はいかにして理想美を探り出だすべきかを召波に示したるなり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...似たる者を見出だす能はず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...便(すなわ)ちこれ古池の句を牽(ひ)き出だす所以ならずんばあらず...
正岡子規 「古池の句の弁」
...牡動物が牝の心を惹(ひ)くために身から出だす麝香(じゃこう)...
南方熊楠 「十二支考」
......
三好達治 「間花集」
...最終の言葉を出だすものには...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...ひもじさを刹那々々に投げ出だす荒い...
與謝野寛 「妄動」
...そこに必ず興味の對照となるものを見出だす...
吉川英治 「折々の記」
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