...汝十二宮をその時に従いて引き出だすや...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...呉公(むかで)を咋ひ破りて唾き出だすとおもほして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...大徳の聖人を出だすを尊しとす...
大町桂月 「遊羽雜感」
...巍然一頭地を出だす所以のものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の最初の目的が決して閣下の内閣を造り出だすに在りと信ずるものに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...熬豆をかじりながら饂飩をすゝつて居た親族のものはさつきの酒がまはつて居るので下駄を穿いて出だすのもあつた...
長塚節 「芋掘り」
...出だすと一時(いちじ)いけないんだがね...
夏目漱石 「虞美人草」
...思ひ出だすまにまにかくなんかいつけつ...
萩原朔太郎 「花あやめ」
...連れて逃げてくれ」とKは頻りに私を急かし出だす...
原民喜 「夏の花」
...我れはいさゝかも優しく脆ろく通常(なみ)一とほりの婦女(をんな)氣を出だすべからず...
樋口一葉 「花ごもり」
...道理において出だすべきはずのみならず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...工商の細事にいたるまでも政府より手を出だすの有様なれば...
福沢諭吉 「学問の独立」
...自由自在に期するところの人物を陶冶(とうや)し出だすべしと思うが如きは...
福沢諭吉 「徳育如何」
...似たる者を見出だす能はず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...ふと駕籠の窓より見出だすに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その他の眞理は斷案と斷案とを積み疊(かさ)ねてはじめて出だすことを得べし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...小窓よりわが見出だすは...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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