...そこに瞳を痛くする暗闇を見出だすばかりだった...
有島武郎 「星座」
...闇を吐き出だす如くなれど...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...今より神に祈祷(きとう)せなければ恐ろしき鬼子を産み出だすべし...
井上円了 「おばけの正体」
...汝十二宮をその時に従いて引き出だすや...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...僅(わず)かに照らし出だす扉の表面に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...羽衣下の句を打出だすに...
大町桂月 「房州紀行」
...其の最初の目的が決して閣下の内閣を造り出だすに在りと信ずるものに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れは之れを出だすに極めて沈着の辞気を以てし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...新しい不合理な点をいくつか見出だすように努めよう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...健康なものの中に神秘を見出だすという方面へ氏の努力が転向されたなら...
平林初之輔 「乱歩氏の諸作」
...人民の身としてはかかる馬鹿らしき金を出だすべき理なきに似たれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...あるいは手近かなところに土人の漁場を見出だすことが出来るかも知れない...
本庄陸男 「石狩川」
...焼豆腐の味を思い出だすべきか...
正岡子規 「曙覧の歌」
...牡動物が牝の心を惹(ひ)くために身から出だす麝香(じゃこう)...
南方熊楠 「十二支考」
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三好達治 「間花集」
...石と鍬とがかつちり、こつちり、鍬は泣きだす、石は火出だす...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...騎馬によって内蒙古に出発する事実が記事になっているのを見出だすのであった...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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