...そして最後に彼はおぬいさんにこの上なく深い愛と親しみとを持っていることをはっきり見出だした...
有島武郎 「星座」
...車をと言ひ出だしたれど...
大町桂月 「水戸觀梅」
...予算編製の創意を出だしたるものは大隈伯に非ずや始めて統計事業を成案し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...イギリス年刊文学集が出だした頃のことで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...この邸の裏門から驀然(まっしぐら)に走り出だした宇治山田の米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...三把ばかり出だしけり...
萩原朔太郎 「花あやめ」
...「あ、煙が出だした、逃げよう、連れて逃げてくれ」とKは頻りに私を急かし出だす...
原民喜 「夏の花」
...政府の命をもって人民の産業に手を出だし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...往々ある事とぞとありてその図を出だし...
南方熊楠 「十二支考」
...蘭軒が菜の花を送つた事実を見出だし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...記すべき事二件を見出だした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...女の艶姿(えんし)嬌態(けうたい)を千万倍にして映じ出だした...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...にわかに出だししことばとともに...
森鴎外 「文づかい」
...おほやけの紹介状を出だして東来の意を告げし普魯西(プロシヤ)の官員は...
森鴎外 「舞姫」
...おほやけの紹介状を出だして東來の意を告げし普魯西(プロシヤ)の官員は...
森鴎外 「舞姫」
...論戦若し危きに及べば所謂横紙破りの我慢をも言出だしき...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...漸くそれらしい二三軒の家を谷の向岸に見出だした...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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