...しまいには出たら目な節で吹く...
林芙美子 「新版 放浪記」
...出たら目な節の方がよっぽど感じが出て...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「出たら目のジヤツズ・バンド...
牧野信一 「秋晴れの日」
...懸声だけ勇ましい出たら目の徒手体操を演じたりしてゐた...
牧野信一 「秋・二日の話」
...仮装行列の出たら目な道具のやうだつた片々が...
牧野信一 「鱗雲」
...出たら目の体操をやつたりするのも止めて貰ひたい...
牧野信一 「蝉」
...本格のものではなしに半ば出たら目の振つけなのだ...
牧野信一 「断想的に」
...出たら目の脚踏みをして南京豆を振り落してゐたゞけのことなんですもの...
牧野信一 「痴酔記」
...東京へ行けば独りでのうのうと出たら目な享楽に耽つてゐるんだぞ...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...まつたく出たら目な叫び声を挙げて吾を忘れた...
牧野信一 「沼辺より」
...私は前の晩出たら目に...
牧野信一 「晩春の健康」
...出たら目の細工ものを持参したのではなく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いい加減な出たら目で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「杜氏(とじ)」の字を宛てた理由というのが出たら目である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...――あとは出たら目な血煙(ちけむり)騒ぎ...
吉川英治 「江戸三国志」
...蔭間茶屋の色子だと出たら目をいって...
吉川英治 「大岡越前」
...母の手紙を喰べてしまったなどということは、出たら目でも、この猿に似た小男にも、親はあるにちがいない)十兵衛はまた、そうも考えて、相手の無教養らしい野性をも、かえって、愍(あわ)れに思った...
吉川英治 「新書太閤記」
...出たら目に送ってやるぞ」「それが汝(わ)が身の悪い気質(たち)じゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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